山 名 | 鬼ヶ城山 |
標 高 | 282.4m |
場 所 | 広島市佐伯区・西区 |
登 頂 | H29.12.6 |
コース | ○道行地蔵堂10:21→急坂コース分岐10:28→10:43八畳岩10:48→山頂10:51 ○山頂11:11→遊歩道合流11:15→山田団地登山口11:32→草津沼田道路登山口11:44 |
メンバー | 美9名 |
過去記録 | H28.4.13 H26.1.12 |
○5丁目公園登山口10:22〜鬼ヶ城山10:51
登山口となる美鈴が丘5丁目公園には特に表示類はありませんが、公園から舗装路を上ると道行地蔵堂があります。ここは鈴が峰と鬼ヶ城山との鞍部にあたり堂の裏手には鈴が峰への登路があります。地蔵堂正面の手すりのある道を登ると鬼ヶ城山への案内道標が立ち荒れ気味の道が上っています。一旦緩やかな道になり道標から7分ほどで「遊歩道・ゆるやかコース」と「急坂コース」の分岐で、左に山頂を巻く遊歩道が作られていますが今回は右の急坂コース(旧来からの登路)を選びました。道は急ですが階段やロープも整備されています。
道が穏やかになって辺りが切り開かれ岩群が現れると八畳岩です。八畳岩は草津八幡宮の奥の院としてスサノオノミコトなどを祀った磐座とされ、見上げるような大岩ですが右を巻くと簡単に岩の上に出ることができます。テーブル状の岩からは360°の展望が開け広島湾に浮かぶ安芸の宮島、安芸小富士、呉方面の灰が峰、鈴が峰、極楽寺山、窓が山などが望めます。
八畳岩から尾根道に戻り2分で山頂です。四等三角点が置かれた山頂部には陸軍輸送港域の標石が立ち、山頂表示板には「広島湾岸トレイル」と書かれていました。八畳岩同様に山頂からも360°の展望が広がり、広島市街地と呉娑々宇山や鉾取山山系などの山並みや瀬戸内の島々、背後には団地群の奥に極楽寺山、窓が山などが望めます。また八畳岩からは見えなかった大茶臼山が見えました。山頂から東側に「小八畳岩へ 下り2分」の表示があり、急な道を下ると市街地中心部がより間近に感じられる小八畳岩ですが今回は省略しました。
○鬼ヶ城山11:11〜草津沼田道路口登山口11:44
山頂から北側に下るとすぐ急坂分岐に出ますが右手は「急坂」と左は「パノラマコース」あり「急坂」はハシゴが架けられています。左を下りましたがロープや階段が整備され「パノラマコース」らしく武田が城山から大茶臼山などが望めました。分岐から3分で「遊歩道・ゆるやかコース」に合流し、合流点には登りは「山頂へ」、右方向は「遊歩道・椿谷、道行地蔵他へ」の案内板が立っています。これら辺り一帯の整備は何れも「美鈴恵みの森づくりボランティア」の方々の活動によるもののようです。この先は広い遊歩道となり落ち葉の遊歩道を2分で左に送電鉄塔です。ここには「アンビン岩」があり椿谷への道が下っています。時折左に木の間越に団地を見ますが、団地の裏山とは思えない雰囲気の道が続きます。合流点から8分ほどで電波塔の脇を抜けますが、すぐ地道から舗装路に変わります。ただ舗装路とはいえ落ち葉に覆われて快適です。途中、「西区やまなみハイキングルート」(やまなみハイキングルートは鈴が峰から大茶臼山を経て宗箇山に至るルートを指します)の案内プレートがあります。
3分で山田新町の登山口(広電山田車庫方面)への下山口で白い手すりとコンクリート階段が下っています。この先も舗装遊歩道は一見、深山と見紛う道ですが鉄塔からはすぐ目の前には住宅の屋根が見えています。山田新町登山口から6分で山田団地登山口の分岐で、左手の階段の先に団地がみえ、来た方向に「鬼ヶ城山」、右は「草津沼田道路口」と表示されています。
分岐を右に採り落ち葉道を下るとすぐ北方向が開けて大茶臼山や柚木城山が望めましたが、その奥は雪で霞んでいました。尾根道を下るとすぐ視界が閉ざされて堀割のような薄暗い道に入り、すぐ手入れされた深い竹林です。山田団地登山口分岐から12分ほどで「草津沼田道路口」の登山口に下山ですが、草津沼田道路の向かい側には見越山(315m)への階段と白い手すり見えています。前回5月は工事中で鉄はしごが架けられていましたが今回は階段が完成していました。登山口には「柚木城山登山口」への案内表示や「鈴が峰登山コース案内」、「西区やまなみハイキングルート」の案内図もみられます。
登山口からは道なりに15分余り下ると広電バス田方バス停です。
広島里山紀行記