山 名 | 大懸山 物見山 |
標 高 | 417.4m 360m |
場 所 | 呉市仁方町 |
登 頂 | H29.1.25 |
アクセス | JR西広島駅→JR仁方駅 |
コース | ○JR仁方駅9:02→9:27登山口9:36→展望岩10:12→分岐10:53→大懸山10:53 ○大懸山11:05→分岐→物見山11:20 ○物見山12:17→219mピーク12:51→分岐12:59→下山13:41 ○汐込川バス停13:55→JR広駅14:05 |
メンバー | 美13名 |
過去記録 | 平成25.1.16 平成24.2.26 |
○JR仁方駅9:02〜登山口9:27
JR仁方駅は国鉄時代の仁堀航路の連絡駅として賑わったことが嘘のような無人駅のでした。下車して駅前通りを進むと県道261号に突き当たります。前回は左折して仁方第二トンネル上の山道から大歳神社に向かいましたが、今回は右折して大歳神社を目ざしました。10分余り歩いた国道165号線仁方第二トンネル東口の交差点を渡り、大歳の集落を抜けて5分で大歳神社
に着きました。
石鳥居を潜った先の神社には多くの絵馬が掲げられていました。神社の裏側に回りトンネル上のからのコンクリート舗装道と合流して右折し登山口に向かいます。舗装道を進み墓所の前を過ぎると道は途切れ墓所と作業小屋の前に着きました。神社から5分ほどです。作業小屋の右手の竹林に道が登っておりここが登山口
です。案内標識は見当たりませんが火の用心の札とテープがあります。
○登山口9:36〜大懸山10:53
登山口から竹林の斜面に付けられた道を少し歩くと鉄塔で、鉄塔の脇を進み篠藪を抜けると尾根に登ります。登山口からは5分ほどでした。
すぐ雑木にテープが見られその間に登路が延びています。落葉期で明るい雰囲気ですがはなかなかの急登で、4.5分も登れば岩が現れてきました。以後は高低差400mをほとんどまっすぐ登る岩の多い尾根の道で登り甲斐があります。
登山口から35分でテラス状の展望の岩
に到着しました。眼下には逆光にキラキラときらめく典型的な瀬戸の内の多島美が広がります。左手には上蒲刈島、安芸灘大橋の架かる下蒲刈島そして右手には異様な山容の白岳山や螺山(つぶやま)、吉松山、その奥には休山、灰ヶ峰と飽きることのない景観が展開します。
この先も急な岩の道が続きますが樹高も低くなっていきます。先ほどの展望の岩から5分ほどでまた岩の堆積する展望の岩場で、正面に上蒲刈島と安芸灘大橋、そしておむすびのような柏島が印象的です。ここ辺りは尾根で一番厳しい反面で楽しい道となります。次第にコシダが見られるようになると岩は相変わらずですが、背の低い疎林となり傾斜も緩んできました。
明るい雰囲気の道の右手上方に展望の巨岩が見えてきました。コシダが繁茂するようにるとこの巨岩への進入路があるはずですが見落としてしまいました。
コシダと岩の道を登ると左手に展望が開けて正面に白岳山、螺山そして広市街地や江田島、休山が望める展望地がありました。この展望地からすぐ右にもマツが乗る岩があり正面に安芸灘大橋が見えています。
この先はすっかり傾斜も緩み落ち葉を敷きしめた道ですが展望もありません。すぐ分岐
で左が物見山への道、右が大懸山への道ですがテープが巻かれているだけで案内表示はありませんでした。分岐から1分で山頂でした。
山頂
は三等三角点が置かれ小広場となっていますが雑木林に囲まれこの時期でも展望はありません。樹幹に「大懸山・スマイルクラブ」のプレートが架り、別の木には「大懸山」と「昭和池」への縦走路を示す案内板がありました。
○大懸山11:05〜物見山11:20
展望の無い山頂を後にして一旦分岐まで引き返し物見山に向かいます。分岐から右折すると物見山へ向けて急な道が下ります。雑木林を抜け上空が明るくなると物見山が見え、鞍部から左を巻いてひと登りすると山頂です。大懸山から15分でした。
山頂
には「物見山360M」のプレートが架かっていました。南北方向に細長い台地状の山頂は立木に囲まれますが北側と南側が大きく開けてます。
北側は平たい岩場で深い谷の先に巨岩の点在する大懸山が立ちはだかり野呂山と膳棚山の鉄塔も見えています。南側は仁方港と白岳山を正面にして左手には安芸灘大橋や下蒲刈島、右手には吉松山の先に広市街、灰ケ峰にかけてが望めます。
○物見山12:17〜登山口13:41
下山は219mピークを踏んでJR仁方駅に向かいます。下山口は少し分かり難いようですが、来た方向とは逆にテーブル状の岩から西側に下ります。
(大懸山からの来た場合、山頂前で直接大歳町に下山するルートがあるようですが、出会った2人組によると途中で道が消失したため引き返したとのことでした)
岩場を縫っての下山路は慎重にルートを見極めないと思わぬ方向に下りそうです。山頂直下の岩場を過ぎると10分ほどでステップの高い岩場ですが、景観を楽しめるのもこの辺りまでで次第に上空が狭くなってきます。この先は落ち葉の堆積した雑木林の急な道をまっしぐらに下るという感じです。ようやくゆるんだ道を緩やかに登り返すと219mのピーク
です。山頂からは35分足らずでした。とくに何もありませんが一寸したスペースで小休止できます。
219mピークから8分で分岐
ですが注意しないとテープも分かり難いようです。右手は西の方に山すそを巻く道が延び、左は南の方に登っています。前回同様に左に登りました。
軽く登るとその先は長くて広い尾根を下ることになります。落ち葉の深く堆積した道は時として踏み跡も定かでありません。テープもすっかり色あせています。長い尾根道を下ること15分で鉄塔に出ました。
鉄塔の右を下りますが進入口はあまり明瞭で無く、色あせたテープでそれと分かる状態でした。鉄塔の先からは竹林の侵食した尾根を下りますがあまり利用されているようには見えません。7分で変則十字路に出ますが右手の明瞭な道を下ります。10分で墓所の最深部に出ましたが、その先に進む道が大変荒れて難儀しました。前回平成26年の時は何事も無かった個所ですが確実に利用が無くなっているのが分かります。仁方の町並みを見下ろしながら墓所を通過して墓所入口に下山
しました。出たところは仁方本町2丁目5で鉄塔からは23分でした。
ここからはほんの数分歩いただけで185号線の仁方第二トンネル西口の手前に出ました。目の先がJR仁方駅ですが汐込川バス停からバスでJR広駅へ移動しました。
広島里山紀行記
|
|
9:02 無人駅のJR仁方駅を出発 | 仁方第二トンネル東口交差点から大懸山を |
9:22 大歳神社にt着きました | 新旧の絵馬で壮観です |
9:36 登山口をスタート | 9:42 尾根に出ました |
尾根からは早速急な登りが | 9:45 岩が出てきました |
次々と続く岩の道 | |
|
|
10:12 最初の展望岩に着きました | 仁方の町を見下ろします。中央に大歳神社が |
上蒲刈島、安芸灘大橋の架かる下蒲刈島そして白岳山や吉松山、その奥に休山、灰ヶ峰と飽きることのない瀬戸の内の多島美が |