山 名 | 武田が城山・柚木城山・見越山 |
標 高 | 253m 339・4m 315m |
場 所 | 広島市佐伯区・西区 |
登 頂 | H29.5.31 |
アクセス | ○美鈴が丘高校バス停→武田ケ城山緑1丁目登山口 ○広島学院登山口→広電バス古江バス停 |
コース | ○武田ケ城山緑1丁目登山口8:14→武田ケ城山8:28 ○武田ケ城山8:51→西登山口9:08→山田新町登山口9:28→草津沼田道路口9:53→柚木城山登山口10:20 ○柚木城山登山口10:20→縦走路合流10:47→柚木城山11:00 ○柚木城山11:11→見越山11:36 ○見越山12:25→広島学院12:51 |
メンバー | 美10名 |
過去記録 | H28.7.16 H28.4.13 H25.2.28 |
○武田ケ城山8:51〜西登山口9:08
山頂はミツバツツジなどの潅木が茂るものの佐伯区五日市町から大竹市方面が切り開かれ、テーブルベンチなども置かれています。今回は生憎もやっていましたが、視界が良ければ宮島弥山、経小屋山、極楽寺山、窓が山、向山と素晴らしい展望が期待できます。
柚木城山に向かうため武田ケ城山西登山口に下るために「武田ケ城山頂入口」の案内まで戻り尾根道を東方向に進みます。時季なら花のトンネルを楽しめるこの山の登山路で最も魅力的なミツバツツジの群生地を過ぎて小ピークに着きました。切り開かれたピークに出ると「観厳山(かんげんやま)・展望広場」の案内板が立っています。南側が大きく開けて美鈴が丘団地と鈴が峰がみえますがその先は霞んでいます。展望広場からは木階段が付けられた急坂を下り、直接尾根を下る「急坂コース」と巻き道の「ゆるやかコース」の分岐は急坂コースを進みました。良く整備された木階段の道を下ると展望広場から8分で武田ケ城山西登山口に下山しました。
○西登山口9:08〜草津沼田道路口9:53
西登山口からは美鈴が丘、山田の団地を抜けて広電バス山田車庫の先の山田新町登山口に向かい20分で登山口に着きました。
山田新町登山口から階段を上るとすぐ武田山と鈴が峰を結ぶ広島南アルプスの縦走路で、右折すれば鬼ヶ城山、鈴が峰ですが左折して柚木城山を目ざします。登山口から7分で山田団地登山口の分岐ですが、左手の階段の先に団地がみえ右は「草津沼田道路口」と表示されています。小休止の後、下るとすぐ北方向が開けて大茶臼山や柚木城山が望めました。
すぐ視界は閉ざされ堀割のような道を過ぎて深い竹林を抜け分岐から12分ほどで「草津沼田道路口」に下山しましたが、工事中で鉄はしごが架けられていました。「柚木城山登山口」への案内表示の他に「鈴が峰登山コース案内」や「西区やまなみハイキングルート」の案内図もみられます。(西区やまなみハイキングルートは鈴が峰から大茶臼山を経て宗箇山に至るルートを指します)
○草津沼田道路口9:53〜柚木城山11:00
一般的に利用される柚木城山登山口は田方3丁目信号を渡った250mほど南の草津沼田道路旧田方料金所の脇に案内標識がありますが、今回は沼田道路を北上し霊泉寺から登る予定です。
側道を15分ほど歩いた山田団地北入口信号の手前から霊泉寺に向かいましたが寺は倒壊して完全な廃虚となり、それらしい登山路も見当たりません。ただ多くの被爆者がこの水でのどの渇きを癒したと云うことで、今でも原爆記念日には平和公園に運ばれている霊泉寺の名水だけは保たれていました。
改めてもう少し山田団地北入口信号寄りの巡視路利用のルートから登りました。登山口にはとくに案内標識はありませんが道に沿って金網が張られています。登り始めて3分ほどで柔和な顔立ちの石仏がありますがおそらく霊泉寺からの道が通じていたのでしょう。石仏から2分で右下に倒壊した霊泉寺の赤い屋根がみえていました。視界の無い道を登山口から9分ほどで巡視路を左に見送って細道を直進します。場所によってはシダが被ったりしますが概ねしっかりした道です。巡視路分岐から15分で旧陸軍省の石柱、次いで2分で尾根分岐に出ました。
来た方向には「山田入口バス停・鬼ヶ城山近道」と「霊泉寺・山田入口」、右手は「田方・草津方面」の表示があります。広島南アルプス縦走路の一部で良い道です。軽く下って滑りやすい道を登り返すと尾根分岐から6分で鉄塔、さらに穏やかな道を4分で柚木城山と山頂を巻く縦走路との分岐です。胸をつくような急な道を登ると1分で山頂に到着です。
○柚木城山11:11〜見越山11:36
柚木城山は「ゆきじょうやま」、「ゆきしろやま」などと呼ばれ三等三角点が置かれています。山頂部は広い平坦地ですが展望はわずかに東南の市街地方向のみが開けています。
山頂から北側に急な道を下ると縦走路に合流し大茶臼山方面に至りますが、今回は見越山に向かうため往路をたどります。巻き道の山頂直下辺りにイオンの出店が予定されている「西風新都石内東地区、グリーンフォートそらの団地」への下山ルートがあると思われますが今回は未確認です。
5分で鉄塔に戻りると前方に鈴が峰が見えました。さらに6分で山田入口バス停への下山口を通過し、歩きやすい道を8分進むと分岐です。ルート案内図があり右の巻き道は田方旧料金所への下山口、左の上りは見越山へとなっています。左に登り途中、見越山の表示を見て急な道を進むと分岐から5分で「陸軍輸送港域第一區」の石柱があり、さらに1分で山頂です。
○見越山12:25〜広島学院12:51
山頂には「315m峰(見越山)山頂」、北方向に「柚木城山」、反対側の南は「高須・古江」そして西側は「草津沼田道路」の案内標柱が立っています。地形図上は315mの表示だけですが、見越山が定着したようで「みこしやま」あるいは「みのこしやま」と呼ばれています。展望は比較的良く東側に市街地の奥に呉娑々宇山など、南には広島港から似島などを望めますが生憎の空模様では今一つでした。
下山は広島学院として案内表示「高須・古江」方向に下ります。急坂ですがしっかりした道を下ると5分で分岐で、左が「広島学院・三輪神社」、右が「もみじが丘団地」のプレートが架けられています。視界の無い道を下ると分岐から10分で突然前方が開け広島港や似島が意外に近く見えました。岩も現れた道を7分ほど下ると鉄塔ですが視界はありません。
鉄塔の先からヒノキ植林の中の急な階段が続き、4分で広島学院の最深部にある木工室の脇の出ました。左側に校舎、右に三輪神社裏門を見送って学院正門を過ぎ住宅地を抜けると西広島バイパスです。バイパスの横断陸橋を渡ると古江バス停です。
広島里山紀行記
8:14 緑1丁目の登山口から | 良い道ですがなかな急な登りです |
右側から別ルートが合流します | 尾根に出ると西登山口からの道が合流 |
合流点には武田ケ城山頂入口の案内標識が | |
8:28 合流点からすぐで武田ケ城山の山頂です。 テーブルベンチなどが置かれていました | |
大竹市方面が切り開かれ、視界が良ければ宮島弥山、経小屋山、極楽寺山、窓が山、向山と素晴らしい展望が期待できます | |
正面、南側に鈴が峰と美鈴が丘の団地が広がります | |
8:51 武田ケ城山から下山します 9:00 展望広場です。 「観厳山(かんげんやま)」の案内板が | |
展望広場からは急な下りを | 9:08 西登山口に下山です |
登山口には案内表示があります | 団地の中を抜けて |
9:28 山田新町の登山口です | すぐ縦走路に出ました。 右は鬼ヶ城山方面へ |
山田団地の先に武田が城山が見えています | 9:35-9:41 山田団地からの登山道が合流。右に下ります |
合流点からは草津沼田道路口へ向かいます | 途中で柚木城山が。 左奥に大茶臼山も |
深い竹林の道を進み | |
9:53 草津沼田道路口に下山しました | 工事中でした。 鈴が峰登山コースの案内などが |
田方3丁目の信号を渡ります | |
10:10 霊泉寺入口。前方に山田団地北入口信号が | 霊泉寺は倒壊していました |
10:20 改めて山田団地北入口信号寄りの登山口から 案内表示はありませんが巡視路を登ります |
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10:23 柔和な顔立ちの石仏が | 視界の無い道を進みます |
10:29 左に巡視路を見送り直進します | 新しい崩落地のようでした |
10:45 陸軍輸送港域を示す石柱も | 10:47 尾根縦走路に出ました |
「山田入口バス停・鬼ヶ城山近道」の表示板が | 滑りやすい個所もありました |
10:53 鉄塔を通過します | |
10:59 山頂への急登。 左は大茶臼山への巻き道です |
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11:00 柚木城山に到着 | 東南の市街地方向のみが開けています |
11:11 見越山へ向けて下山します | 11:16 鉄塔からは鈴が峰が見えました |
登ってきた巡視路からの合流点を通過して | |
11:30 見越山と巻き道の分岐を左に採り | 見越山へ向かいます |
11:35 陸軍輸送港域第一區の石柱を過ぎて | |
11:36 見越山に到着しました | 東側は市街地の奥に呉娑々宇山などを |
南には広島港から似島そして宮島などが望めます | |
12:25 下山は広島学院に下ります | 12:30 広島学院・三輪神社ともみじが丘団地の分岐 |
視界の無い道を下りますが | 12:40 前方が開けて展望が得られました |
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広島港や似島が意外に近く見えました | |
道は次第に急になるようです | 12:47 鉄塔を通過しますが展望はありません |
ヒノキ植林の中の急な階段です | 振り返ると |
12:51 広島学院の木工室の脇の出ました | 住宅地の中を進んで |
13:05 バイパスの横断橋を渡ると古江バス停です | |