山 名 | 火山・石山 |
標 高 | 488.3m |
場 所 | 広島市安佐南区 |
登 頂 | H30.12.19 |
アクセス | ○アストラムライン高取駅→エンゼルキャブ高取バス停→安西高校バス停 ○広島交通春日野北バス停 |
コース | ○北尾根登山口9:30→37番送電鉄塔10:00→火山10:41 ○火山10:48→10:56八畳岩12:02→権現峠12:31→12:43石山13:02→権現峠→春日野団地登山口13:32 |
メンバー | 同好の人3名 |
過去記録 | H29.9.20 H26.5.8 H25.2.28 H24.3.8 H23.4.25 |
○高取駅〜登山口
今回のコースは平和台西側の北尾根コースで火山に登って春日野団地に下山します。
アストラムライン高取駅で下車しました。県道38号を西進してすぐの信号機のある横断歩道を渡ったアパマンショップの前がエンゼルキャブの高取バス停ですが、都合良く到着した平和台行きのバスに乗ることができました。平和台団地の中を進み安西高校バス停 で下車しました。
バス停から水道局高取第二ポンプ所と県立安西高校の間を登った高校正門の向かい側のカーブミラーの所が登山口です。ガードレールが切れ火の用心啓発の丸いプレートの傍に古びた「火山登山口」の標識があります。
○北尾根コース登山口〜37番送電鉄塔
左に砂防堤のある谷を見て植林地の中を登っていきます。鉄塔巡視路のよい道を12分ほどで小沢を渡り左岸に移ります。10分で右岸に渡りさらに1分で少し斜め傾いた鉄製小橋を渡ります。谷を右にして登り橋から2分で再び小橋を渡って左岸に移動しました。 ここからは左下に砂防堤のある深い谷を見ての登りですが一気に登る大変な急登となりました。小橋から7分ほどで右斜面に巡視路が分岐します。送電塔標識に「火山→」と手書きされ、「広島市の山を歩く」と火の用心の札が掛かっていました。登山口からは22分ほどでした。
分岐からはこれまた超急登の階段が登っています。薄暗く滑りやすい道を登りようやく上空が明るくなると、前方に37番送電鉄塔が見え8分ほどで鉄塔に到着しました。このルートは下りに利用すると難儀するでしょう。鉄塔は西から北に展望が開け団地群や向山、荒谷山、阿武山などがみえています。
○37番送電鉄塔〜火山
鉄塔からは今回のハイライトである岩の北尾根ルートに入ります。最初は穏やかに見えた道も岩が現れると急登になりました。足下はしっかりしており、補助ロープの助けを借りたり巨岩を巻いたりし垣間見れる展望を楽しみながらの明るい岩道が続きます。
鉄塔から20分で展望の岩に着きました。展望岩からはアストラムラインが走る団地群の先に岳山、荒谷山、阿武山などが広がります。展望岩からもしばらく岩道が続きますが次第に落ち葉の道に変わると分岐に出ました。登山口から1時間10分足らずでした。
分岐には「←三菱団地・↓火山・安西高→」の手書きプレートがあり右から三菱団地、沼田高校からの道が合流します。分岐から穏やかになった道を3分で四等三角点があり山頂に出ました。出たところは左から武田山からの縦走路が合流しています。登山口からは1時間10分ほどでした。
○火山〜八畳岩
四等三角点の置かれた山頂は大岩が点在し火山のプレートが立っています。傍らには神武天皇熢火伝説地、皇紀二千六百年記念と刻まれた石柱が立っています。烽火伝説とは東進中の神武天皇が当地に到着したことを狼煙により知らせたと云う伝説とか。展望は東側には太田川の先に白木山や鉾取山系、呉婆々宇山などが広がり、西側は窓が山、東郷山などが望めます。
山頂を後にして南側に尾根道を下ります。格段に歩きやすくなった道を8分でテラス状の大岩、八畳岩に着きました。ここで大休止です。展望の八畳岩からは住宅の増えた春日野団地が眼下で、前面には牛田山、広島市街地方面から宗箇山そして丸山、大茶臼山と続く山並みが望めます。
○八畳岩〜権現峠
八畳岩から5分で左手に展望岩がありますので寄り道します。点在する大岩に立てば大茶臼山、丸山そして火山など広島南アルプス縦走路の山々が見渡せ、東西には祇園や西風新都など市街が広がります。
展望岩から急角度で降下する岩道を下ると「←丸山・↑大原・火山→」の案内表示があります。今回は丸山方向へ向かいます。小ピークを越えて5分で「伴峠(トモダオ)・アストラムラインへの下山口」の表示のある伴峠に到着しました。左手には赤テープがあり春日野団地へ下る道がありますが、あまり利用されているようには見えませんでした。伴峠から樹林の中を一登りすると展望の効かない399mピークです。ここを下ったところが権現峠で伴峠からは11分でした。
権現峠は四差路で「権現峠の自然をまもる会」の幟と案内標柱が立ち「権現峠(ごんげんだお)標高345.8m」とあります。そして「←石山0.3km(徒歩約10分)・火山1.0km(徒歩約30分)→」、「←春日野団地0.55km(徒歩約15分)」「アストラムライン伴中央駅1.3km(徒歩約50分)」などと書かれていました。
○権現峠〜石山
今回は春日野団地下山の予定ですが徒歩10分に誘われて石山を往復します。峠からはすぐの急な登りですがやがて穏やかになるものの視界の無い道が続きます。岩が現れ岩の間をすり抜けるように登っていくと巨岩が重なる石山に到着です。峠からちょうど10分でした。
石山は地形図には山名も三角点もありませんが素晴らしい展望地で北側に火山、武田山、西に向山、岳山、荒谷山、東側に二ケ城山、松笠山、牛田山など近郊の山並みそして呉娑々宇山、鉾取山系などほぼ360°の景観が展開します。
○石山〜春日野団地登山口
石山からは南下して大塚峠からの下山ルートも選択肢ですが往路を権現峠に下ります。
権現峠からは春日野団地に向かって下山します。下山路は幅も広く起伏も少ない非常に歩きやすい植林地の道で、かつて伴から祇園へ抜ける重要な生活路だったことが偲ばれます。10分ほどで権現川源流?を渡ると右手に谷を見て下るようになります。フェンスが現れると権現川砂防堰堤の脇の春日野登山口に出ました。作業車が道を塞いでいましたので登山口標識の有無は確認できませんでした。
団地の外周道路に出て用水路沿いの道を下って団地に入り最寄りの春日野北バス停に向かいます。1時間2本のバス便にちょうど乗ることができました。
広島里山紀行記
9:30 安西 高校正門前が登山口 | ガードレールを越えると登山口の標識が |
砂防堰堤をみながらの良い道を | 9:43 傾いた鉄橋を渡ります |
左側に深い谷を見て急な道を | 9:52 谷沿いの道から急勾配の斜面に取り付きます |
想像を絶する?急な登りです | 9:58 上空が開けて鉄塔が見えてきました |
鉄塔は西から北に展望が開け団地群や向山、荒谷山、阿武山などがみえています | |
10:08 鉄塔からは岩の尾根に入ります | 補助ロープも |
危険な箇所はありませんが | それなりの岩道です |
所々で展望も得られます | |
岩を越えての道が続きます | |
10:28 展望岩からはアストラムラインが走る団地群の先に岳山、荒谷山、阿武山などが広がります | |
岩の道も終わりに近づくと | 10:38 三菱団地との分岐に出ました |
10:41 山頂に出ました | |
10:41 出たところに三角点が。 白は武田山へ | |
山頂は大岩が点在し火山のプレートが立っています。 傍らには神武天皇熢火伝説地と刻まれた石柱も | |
東側には太田川の先に白木山や鉾取山系、呉婆々宇山などが広がります | |
10:48 権現峠に向けて下山します | 10:56 八畳岩に着きました |
眼下に春日野団地、前面には牛田山、広島市街地方面から宗箇山そして丸山、大茶臼山と続く山並みが望めます | |
12:02 八畳岩を出発です | 12:06 展望の岩に寄り道 |
大茶臼山、丸山そして火山など山々が見渡せ、両サイドに祇園や西風新都など市街が広がります | |
展望岩からは急角度で降下する岩道を | 12:14 大原方面への近道分岐です |
伴峠に到着。白はAL大原駅、青は春日野団地へ | 12:25 399mピーク、展望はありません |
12:31 権現峠に到着です | 12:33 春日野団地、AL伴中央駅への分岐点。石山へ |
石山への道 | 石山が見てきました |
12:43 石山へ到着です | |
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巨岩が重なる石山 | |
ほぼ360°の展望です。 北側の中央に火山、武田山、西に向山、岳山、荒谷山、東側に二ケ城山、松笠山 パノラマはこちら (平成28年2月) |
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13:03 権現峠へ向けて下山です | 13:13 権現峠から春日野団地へ |
植林地の広く歩きやすい道です | 権現川源流?を渡ります |
13:32 権現川砂防堰堤脇の春日野登山口に下山 | 作業車のある所が登山口です |