山 名 | 河平連山(こうひられんざん) |
標 高 | 555,2m |
場 所 | 大竹市松ケ原町、廿日市市大野町 |
登 頂 | H30.4.18 |
アクセス | JR五日市駅→JR玖波駅→大竹市コミュニティバス→東登山口(大里ケ峠) |
コース | ○東登山口8:29→5号峰9:55-10:06→札木峠10:56→1号峰11:00→八畳岩11:10 ○八畳岩12:10→松ヶ原登山口13:13 |
メンバー | 美11名 |
過去記録 | H26.11.18 H24.10.25 H23.10.19 H22.11.4 H20.3.15 |
○東登山口(8:29)〜8号峰(9:22)
JR玖波駅発のバス便で大里ケ峠の東登山口へ向かいました。松ヶ原町の登山口になる松ヶ原農協バス停には「河平連山登山道入口」の案内板がありますが、ここでは下車しないでさらに県道42号を北上します。
東登山口は大里ヶ峠の左手で登山口の河平連山ハイキングコースの案内図があります(図には折ケ峠と表記されています)。
登山口から7号峰までは標高差約210mを登ることになります。まだ盛りのミツバツツジを眺めながら2分足らずで「←樽川の三段瀧」の表示がある分岐です。今回は左手の滝コースをとりました。右手は直登の尾根コースで上部で滝コースと合流し、どちらのコースをとっても時間的には大差がありません。分岐には簡易トイレがありました。滝コース分岐から5分ほどの樽川の三段瀧は三段に分かれた小さな滝ですが珍しく水量がありました。滝から右折すると急な登りとなります。10分ほどで右手からのコースが合流し、登ってきた道には「三段滝→」の表示がありました。緩やかになった道を進みコース上唯一の石組みを見送り合流点から10分ほど進むとまた簡易トイレがあります。再び急になった道を3分で支尾根に乗ると「宮ケ谷の大瀧(岩肌)」の案内表示があります。成長した樹木でそれらしきものは確認できませんが、わずかに開けた北側に勝成山が望めました。明るい道は急登となり一部にはロープもあります。宮ケ谷の大瀧から20分で水位の下がった渡ノ瀬ダムの先に大野権現山が望めました。
○8号峰(9:24)〜5号峰(9:55)
登山口から50分ほどで8号峰に着きました。北部には三倉岳やゴルフ場、丸子山などがみえています。小休止し次の7号峰へ向うとすぐ先に崩落地がありますが、浸食は進み旧道は既に消滅しているようでした。崩落地からは眼下に渡ノ瀬ダムそして特異な山容の三倉岳や吉和冠山が望まれます。さらに眺望の良いもう一個所の崩落地を過ぎると7号峰です。7号峰から下って上り返すと6号峰で「三県一望之地」の案内表示があります。北方向には広島・山口・島根の県境辺りの山並みが望めますが、気象条件が良ければ南方向には広島・山口・愛媛の山も見えるはずです。三県とは?。6号峰から目前に立ちはだかるような5号峰を目指し一旦下り急な道を登ると5号峰です。登山口からは90分足らずでした。
○5号峰(10:06)〜2号峰(10:47)
5号峰には三角点が置かれています。眺望は低木に遮られていますが、それでも場所を変えれば瀬戸内海方面には宮島や経小屋山、傘山などそして北側はるかには吉和冠山、大峯山や大野権現山が眺められます。5号峰からは高低差も無く数分で4号峰に着きました。大岩のある4号峰には「4号峰・水神釜(雨乞い信仰)555m」の表示があり、北側に回ると三倉岳がみえています。
4号峰からは急な下りになり短いロープ場を過ぎると3号峰です。北側には三倉岳が、そして振り返ると高い位置に4号峰の大岩が見えています。下るとすぐ「3号峰景勝地」と書かれた展望の岩があり、経小屋山の先に宮島そして2号峰の先に0号峰の尖峰が望めました。景勝地からは短いロープ場を下りミツバツツジの咲く明るい、しかし急な道を進み鞍部の札木峠に下り立ちました。鞍部には「札木峠 右・松ケ原へ」の案内表示が立ち左手に松ケ原へ道が下っていますが利用は少ないように見えます。鞍部から急坂を登ると2号峰です。5号峰からは40分ほどでした。
○2号峰(10:49)〜八畳岩(11:10)
2号峰には「西前方三倉岳羅漢山を望む」の案内表示があり、展望は素晴らしく目前には0号峰が近づき経小屋山や傘山、三倉岳が広がります。2号峰から少し下るとすぐ「宮島大鳥居展望の地」がありますが鳥居は確認できませんでした。
2号峰から5,6分で鞍部です。鞍部は左手に帰路に使う松ケ原登山口への下山路が下っています。そして「←0号・1号峰 天狗岩・浅田大尉記念碑 2号〜8号峰・水神釜→」や「←浅田砲兵大尉殉職之碑 札木峠・水神釜→」の案内標識が立っています。
鞍部から数分登ると1号峰ですがピークらしくなく展望もありません。「前方天狗岩」の案内があり、左に天狗岩への道が分岐していますが今回はパスしました。さらにすぐ先の右手でも殉職碑への道が下っています。数分で大岩が現れてロープの急登が待ち受けています。ロープを登った先で道は左右に分岐します。以前は左の垂直に近い壁をロープ頼り登っていましたが今は右に迂回路ができています。ロープ場を通過して振り返ると2号峰から先へと連なる連山が眺められました。すぐに0号峰で展望はありませんが「0号峰 飛行機衝突岩」の表示があります。穏やかになった道を岩の間を抜けて進み前方が開けてると八畳岩に到着です。5号峰からは1時間足らずでした。
○八畳岩(12:10)〜松ケ原登山口(13:13)
八畳岩は張り出した大きなテラス状の岩で向かい側には突きだしたような大岩があります。眺望は抜群で東方面は経小屋山、南方向には傘山から大竹方面、西方向には丸子山を前景にして燕山、三倉岳、羅漢山、北方向には小五郎山、吉和冠山などが広がります。
大休憩の後は下山です。下山は1号峰と2号峰との鞍部分岐から松ケ原登山口へ向かいました。下山口には特に下山方向への案内表示はありません。通常は登りの利用を想定してあるのでしょうか。
山腹をトラバースしながら明るい道を下ると右手上方にパスした天狗岩が見えました。また少し下り下山口から20分の所に「前方天狗岩」の標示がありますがここからの展望は今一つでした。次第に上空が閉ざされてき道を5分ほど下ると「馬ケ峠 是より谷尻へ」の表示がありました。谷尻への道は利用されているようには見えません。すぐに「自然石・道しるべ 右・飛行機山登り口」の標示がありますが石の文字は判読できませんでした。
滑りやすい丸太橋を二つ渡ると道幅は広くなりました。ミツバツツジの咲く道を下ると簡易トイレ、続いて登山届けのボックスがあります。金網沿いの道を進んで行くと舗装道に出ました。ここが松ケ原登山口で「河平連山(飛行機山)ハイキングコース」の案内板があります。下山口からは47分でした。
石山への入口を見送り集落に入るとまた「河平連山(飛行機山)ハイキングコース登山口」の表示がありました。下って「河平連山・飛行機山ハイキングコース」の大きな案内板の前を進み松ケ原町の入口に出ました。JA出張所は閉鎖されているようでした。向かい側の松ヶ原農協バス停には「河平連山登山道入口」の案内板があります。
広島里山紀行記