山 名 | 古鷹山 |
標 高 | 394m 三角点(376.0m) |
場 所 | 江田島市江田島町 |
登 頂 | H31.1.16 |
アクセス | JR広島駅8:05→JR呉駅9:06→フェリー9:25→小用桟橋9:45 江田島バス小用桟橋(津久茂行)9:53→奥小路バス停9:58 |
コース | ○登り 奥小路登山口10:10→11:00展望地11:04→山頂11:32 ○下り 山頂12:29→12:52三角点12:57→世上口登山口13:51 |
メンバー | 美15名 |
過去記録 | H29.1.25 H25.1.31 |
○奥小路登山口10:10〜展望地11:00
呉中央桟橋ターミナルで乗船したフェリーは約20分で江田島の小用港(こようこう)に到着です。待合室で「江田島トレイルマップ」を頂戴して津久茂行きバスに乗車し、登山口のある奥小路(おくしょうじ)のバス停で下車しました。
バス停の向かい側が奥小路登山口で江田島市観光協会の「古鷹山登山者専用駐車場」があり「古鷹山登山案内図」が設置されています。数台の駐車がありましたが登山者には結局出会いませんでした。
案内図の脇にある「↑古鷹山登山道」に従って進み、明治時代の建設と云う奥小路浄水場があり右折するとフェンスに案内表示がありました。小橋を渡ると山道になり竹林の中に急な階段が登っています。登り切ると尾根で登山口からは13分ほどでした。
尾根には下山方向に「奥小路下山道↓」の表示があります。尾根道は穏やかに進み2分ほどで「古鷹山頂上まで1,500m」の表示が出ました。この表示はその後も1.4km、1,200mのように見られます。1,080m辺りから次第に斜度が増し、尾根に出て20分ほどで頂上まで1kmの表示が出ました。途中で登山道の崩壊を防ぐ土嚢が見られましたが中身はカキ殻でした。道は緩急を繰り返して登り木立越しに山頂や第一術科学校が望めるようになり確実に高度が増していることを実感します。
○展望地11:04〜古鷹山11:32
登山口から50分ほどで前方が開けてベンチのある展望地に到着しました。展望地からは眼下に第一術科学校が望め呉湾から江田島湾へかけての眺望が開けます。
展望地から2分で古鷹山頂まで500mの表示がありバクチ岩のプレートが架かっていました。海賊の見張所とされる岩はさほど広くありませんが空洞がありました。
バクチ岩から10分でテーブルベンチがあり左下方が開けているので下ってみましたが樹木に遮られて展望は今一つでした。
左前方に岩峰の山頂を見ながら登るとバクチ岩から7分で鞍部に出ました。古鷹山は双耳峰で左の西峰は「←古鷹山山頂200m」、右の東峰は「古鷹山(二等三角点)300m→」、の案内表示があります。また「←切串方面・小用方面→」や「←山頂・ソロプチミストの森、小用方面→」の案内標識がありますが、頭上には東峰(三角点)は「この先交通止」のプレートが掛かっていました。登って来た方向には「奥小路下山道→」の表示があります。
ここは先ず西峰の古鷹山山頂を目指すとして左に進みます。鞍部は平坦な道でテーブルベンチの前を進むと2分で古鷹山登頂記念のタンプ押台が置かれ、切串からの登山道が合流しています。「切串方面下山道」の案内がありますが「この先交通止」となっていました。その先に「古鷹山山頂140m」の表示があり前方には岩峰の山頂が迫ってきます。
合流点からすぐに鎖とロープのある岩場です。最初は細めのロープと鎖で緩斜面を登り、次いで太いロープの急な岩登りとなります。次いで短いハシゴを登り最大の難所の太い鎖の岩場を越えると山頂です。
山頂には大きな八方園方位盤とカラフルな方位盤の二つが置かれ、その他にも古鷹山や五省訓の由来説明板等が設置されています。
西側は「古鷹山頂上」と刻まれた大岩のある展望岩場ですが、前回平成29年には無かった「←クマン岳」の大きな標柱が山頂碑を見下ろすように立っていました。縦走者の便を図ってのことと思いますが、設置場所に工夫があればと感じたのは里山紀行だけでしょうか。
南側眼下にはカキ筏の並ぶ波静かな江田島湾と海上自衛隊幹部候補生学校、第一術科学校が望めます。湾の先には東能美島その奥に倉橋島、西能美島や宮島。北方面には切串港そして広島市街、東には呉湾に至る素晴らしい展望が一望できます。
○古鷹山12:29〜世上口登山口13:51
通常はクマン岳に向かうのですが、切串側の登山路が昨年の豪雨災害で利用できないとの事前情報で往路を下山します。多少手こずった岩場をクリアして鞍部に下りました。
当初は鞍部から三角点の東峰に登ってソロプチミストの森方面に下るつもりでしたが「この先交通止」のプレートで予定変更しました。ただ詳細情報が書かれていないのでメンバー3名と試みに三角点まで登ってみました。5分ほどの急登を我慢すると山頂ですが何の支障もありませんでした。
山頂には「古鷹山」の木標が立っていますが展望はありません。西峰方向が「←古鷹山山頂360m」とされ三角点の東峰は影の薄い存在です。また「←切串方面・小用方面→」の案内表示があり、山頂で両方向に道が分岐します。当初予定の小用方向に少し進むと何やら由来のありそうな大岩と石柱がありました。その先に広い遊歩道の階段が下っているのを確認して引き返しました。「奥小路下山道→」の表示がある鞍部から10分足らず下ると展望地です。
展望地から27分ほどで「奥小路下山道→」のある分岐です。右折して下れば駐車場のある奥小路登山口ですがこの分岐は直進することにしました。落ち葉の道を1分で再び分岐ですがここは右に下りました(直進すれば「古鷹山登山口」の石柱がある「世上口」の登山口に下山すると思われます)。
右折して2分で墓所に出るとその後は舗装された穏やかな道を集落や第一術科学校を見ながら下ります。集落に入り中郷ウオーキングコースのプレートのある路地道を進みます。中央2丁目の25番から28番へと歩くと、分岐から13分ほどで県道44号線の江田島バス世上口バス停付近に出ました。ここには何の案内表示類も見当たりませんでした。このルートは奥小路登山口よりは傾斜が緩く登りに利用すると楽のようです。
県道44号線を小用港に向けて東進するとすぐ世上口の交差点で直進は切串・小用、左折は国道487号線です(なお交差点を左折して幸ノ浦方面に少し西進すると「古鷹山登山口」の石柱がある世上口の登山口に至ります)。国道を歩き世上口バス停から20分で小用港に帰着しました。小用港からは瀬戸内シーライン高速船で約20分の宇品港に向かいました。
広島里山紀行記