山 名 | 武田山 カガラ山 |
標 高 | 410.5m 212m |
場 所 | 広島市安佐南区 |
登 頂 | H31.3.13 |
アクセス | ○JR西広島駅→JR横川駅→広島交通バス(横川駅前→春日野) ○JR大町駅→JR横川駅→JR西広島駅 |
コース | ○春日野団地バス停→林道9:26→ふれあい広場9:31→観音堂跡10:08→武田山10:18 ○武田山10:35→展望広場10:57→11:26吹き通11:33→カガラ山11:41 ○カガラ山12:40→大町コース登山口13:09→JR大町駅13:26 |
メンバー | 美13名 |
過去記録 | H27.10.21 H26.2.25 H24.3.8 H21.3.10 |
○春日野団地9:09〜武田山10:18
山本新町のバス停春日野で下車してバス転回場前を東に進み、調整池脇から50段ほどの階段を下ります。調整池のフェンスには「武田山・鹿ケ谷ふれあい広場」の案内が掛けられていました。「鹿ケ谷ふれあい広場はこちら」の案内を見送って沢を渡り沢向こうの舗装林道に出ます(沢を渡らないで沢沿いに登ると火山へ至ります)。出たところに「鹿ケ谷自然歩道」の木柱がありました。向かいには「広島県史跡銀山城跡登山口」の案内柱があります。
林道から東山本川沿いに北上すると3分で「鹿ケ谷里山公園」と「展望台入口」の木柱が立っています。平成25年にはここから登りましたが、今回はさらに林道を3分ほど進み「鹿ケ谷ふれあい広場」の「第二駐車場」から山道に入りました。ここで先ほどの「展望台入口」木柱から道と合流しますが、辺りは伐採されてすっかり明るくなっていました。「広島城北ライオンズクラブ チャータナイト50周年記念植樹」の石柱が立ちサクラと思われる幼樹が見られます。左下にふれあい広場を見て登り駐車場から7分で展望台に到着しました。
「展望台」の木柱が立ちウッドテラスのように整備されて目の先には下車した春日野団地が見えています。その奥には以外に大きい山体の宗箇山そして広島市街地と広島湾さらに江田島と広がっています。
展望台には「←展望台320m・水越・馬場道206m→」導標が立っています。展望台から明るい雑木林の中を快適に登り、道が緩むと展望台から7分で左から水越峠からの道が合流しました。「←水越峠271m・展望台320m↓・馬場跡160m→」の導標が立っています。合流点から10分ほどでジグザグの登り道となり、さらに4分ほどで道が緩やかになると観音堂跡に出ました。
観音堂跡には「県史跡銀山城跡・観音堂跡」の説明板が立っています。「←弓場跡101m・上高間61m↓武田山頂上222m→」の導標があり、右手からは部谷山登山口方面からの道が合流します。弓場跡は省略して少し下ると分岐で「武田山頂上165m、弓場跡105m、観音堂57m、東山本登山口」の導標があり東山本からの道が合流します。次の分岐で左に進み一登りすると視界が得られる展望地です。宗箇山の先に広島市街中心部そして瀬戸の島々が広がります。
展望地から3分で「←弓場跡190m・武田山墓苑873m↑・武田山頂上80m、見張り台77m→」の案内表示で武田山墓苑からの道が合流します。一旦堀切に下って登り返すと武田山の山頂です。
○武田山10:36〜吹通し11:26
三等三角点の山頂は御守岩台と云われ巨岩があり銀山城跡の説明板や展望絵図が置かれています。山頂からの展望は素晴らしく眼下の祇園の街並と南流する太田川の先に木の宗山、松笠山、牛田山などが広がります。遠景には白木山山系の山々、呉婆々宇山山系、鉾取山山系、そして江田島など瀬戸内の島々を一望することができます。
眺望を堪能した後は次の目的地であるカガラ山に向けて下山します。
御守岩台から一段下には城趾で最も広く巨岩が点在する館跡が見られます。館跡から大岩を抜けると「鶯の手水鉢」と云われる水をたたえた窪みがありました。
手水鉢から2分で南北の連絡路と云う掘切の「犬通し」に下り立ちました。犬通しには「←館跡111m・武者溜15m→・見晴台48m↑」の案内が立っています。直進すると銀山城の見晴台、廓跡、出丸跡などをたどる縦走路ですが、今回は捲き道である右の「ファミリーコース・カガラ山方面→(武田山の緑を守る会)」をとりました。ファミリーコースは最初は竹林ですがすぐロープが架かるなど結構急な下りです。4分で「←カガラ山方面・里見大岩→」の表示で右に里見大岩への道が下っています。道は「郭跡」の裾を巻いて穏やかに進み里見大岩分岐から5分で縦走路と合流しました。
合流点には来た方向に「←武田山・ファミリーコース」の案内がありこの先は急な道を下ります。途中の天狗岩への進入路を見送って4分で展望広場に着きました。
展望広場は間伐され明るく丸太ベンチも作られ、北側の視界が開けて相田、安方面が見渡せました。展望地には「矢ケ谷・七九谷(しちくたに)別れ」、「←矢ケ谷127番・七九谷43番→」の案内がありました。前回平成27年には左の矢ケ谷方向に縦走路を下りましたが今回は七九谷に下ります。
「カガラ山・憩いの森→ 八幡里道経由」の案内に従いヒノキ植林帯の道をジグザグに急速に高度を下げていきます。12分ほどで八幡山里道に合流しました。合流点は「←大町方面・憩いの森方面→」の分岐で、来た道には「武田山山頂方面→」となっています。「←長寿桜・夫婦杉」の案内もありました。
合流点から大町方面に進むと2分で右に長寿桜・夫婦杉への道が下っていました。道は穏やかな巻き道に変わります。右手は谷で土橋を渡ると展望地(矢ケ谷方向)からの縦走路と合流しました。来た道は「八幡山里道・麦田神社」、「憩いの森へ、大倉屋敷跡」そして進行方向は「カガラ山・吹通し」の導標が立っています。下ると右から道が合流してすぐ「吹通し・道心」の標柱の立つ鞍部に着きました。八幡山里道分岐から3分でした。
○吹通し11:33〜カガラ山11:41
吹通し鞍部には広場があり「対峙の場」の木柱が立ち武田山案内図(安佐南中学校美術部製作)そして小屋掛けとベンチなどが設けられています。
鞍部は変則的な五差路となっています。直進の北東方向はカガラ山へ、東方向はJR・AL大町駅方面と八幡山里道、南はJR古市橋駅、安佐南中学校、西の方向は武田山へ、北西には武田山団地への道がそれぞれ分岐します。
カガラ山へ向かうとすぐ先で右に大町駅方面・八幡山里道が分岐しますが「行き止まり」のプレートが掛かっていました。吹通しから3分で「ツツジの丘」へ出ると穏やか道でベンチもあります。すぐの短い階段を登ると右から大町コースが合流しています。この合流点には「←カガラ山」、「大町コース→」、「JR大町駅→」など多くの案内表示が見られます。左折してカガラ山へ向かい、なだらかな尾根道を進むと4分でカガラ山に到着しました。
○カガラ山12:40〜大町登山口13:09
山頂には「カガラ山山頂、標高二百十二メートル」の白い標柱が岩の上に立っています。標柱の背後に武田山その右に火山が見えていますが、とくに武田山の三角錐な山容は市街地から見る表情とは大きく異なります。
山頂からの眺望は東側の一部が樹林に遮られるものの、西側に武田山団地を見下ろし北側に荒谷山から野登呂山、権現山、阿武山、そして白木山と良好な展望が得られます。
下山路は北側の武田山団地に下るルートもありますが、大町コースとして分岐まで下ります。なだらかな尾根道を引き返すと4分で分岐です。左の大町コースをとるとしばらくは穏やかな尾根道下ります。分岐から4分で急な下りに入ると前方に広島市中心部が望めます。分岐から8分で左に「←八幡山里道」、「←大町古墳」への道が分かれます。次いで3分で「銘水への道200m」、「←水場・武田山→」、「カガラ山・大町古墳→」の表示で左に「銘水への道」が分岐します。さらに6分で右手に水道局の第一大町調整池を過ぎると、木の間越しに大町の団地が見えています。ここにも「銘水への道」の木柱がありました。
団地の擁壁の上を下ると「武田山登山口」と「大町観音水」の木柱が立つ大町西2丁目の登山口です。この登山口は通過して階段をさらに4分下ると「武田山登山口、大町コース」の表示板がある大町西3丁目21の登山口です。ここでカラー舗装された車道に出ました。後はJR大町駅(アストラムライン大町駅)を目指して10分余り歩きます。
広島里山紀行記