山 名 | 大峯山 |
標 高 | 1050m (三角点1,039.8m) |
場 所 | 広島市湯来町 廿日市市佐伯町 |
登 頂 | 2020.11.4 |
アクセス | JR五日市駅9:09→JR宮内串戸駅9:15→駅前バス停9:25→玖島別れバス停9:48→登山口駐車場10:08 |
コース | ○登山口駐車場10:23→10:33水道タンク10:35→五合目11:10→七合目11:36→三角点11:53→山頂12:00 ○八畳岩13:07→水道タンク14:00→登山口駐車場14:13 |
メンバー | 美9名 |
過去記録 | 2019.10.16 H27.11.4 H25.5.9 |
【概 要】
大峯山は広島市の最高峰で広島市佐伯区湯来町と廿日市市佐伯町の境界に位置します。広島市の最高峰でありまた廿日市の20名山にリストアップされた独立峰は遠目にもそれと分かる独特の山容でひときわ目を引きます。
二等三角点は1039.8mですが最高点は1050mの山頂大岩になります。
遮るもののない岩峰の頂に立てば東に野貝原山、南に広島湾、宮島、西に三倉山、羅漢山、鬼ヶ城山、北に右谷山、吉和冠山、十方山など中国山地の山々や瀬戸内海の島々も望めます。
また大峯山と西大峯山(1009.9m)とをつなぐ縦走路はミズナラやカエデ、シロモジが混在する広葉樹林でササを分けての登路で自然味あふれる山歩きを楽しめます。
登山ルートは佐伯区湯来町の笹が峠そしてと廿日市市佐伯町下川上からの2ルートがありますが、今回は一般的によく使われる下川上の川上登山口からの往復登山でした。
駐車場やトイレ、登山案内なども整備されており登りやすい山です。
○登山口10:23〜大峯山頂12:00
県道30号の玖島別れバス停で下車しタクシーに乗り換えました。県道42号に入り「大峯山へ」の表示で県道294号の狭い道を進むと10分あまりで登山口駐車場に着きました。
登山口駐車場となる川上小学校分校跡地は良く整備されトイレや案内図などがあります。
別荘地大峯ランドの急な舗装路を10分あまり歩いた終点に貯水槽があります。その脇が実質の登山口となり「大峯山山頂→」のプレートが置かれていました。
登山道に入るとすぐスギ植林帯に入ります。6分ほど穏やかに登っていく「二合目」と「大峯山登山道→」の標識がみられました。
二合目で道が大きく右折し急な木階段が始まります。辺りはスギからヒノキの植林帯に変わり右手には広葉樹林が混じり始めます。
貯水槽から30分ほどでテーブルベンチに到着しました。ベンチからはまた植林帯の中に入り2分で「五合目」の表示があります。木階段が続きますが、階段を避けて迂回する登路が自然と作られています。
ベンチから16分ほどで前方が明るくなと尾根に出でました。手製ベンチが置かれ辺りは黄葉盛りのクヌギなどの広葉樹が目に入ります。
尾根に出てからも階段の急登が続きますが10分で「七合目」です。七合目から10分ほどで展望の岩があり眼下に玖島方面、傘山の先には海も見えています。
岩も現れた急な道を登り緩むと七合目から17分で二等三角点です。登山路上に置かれた三角点は展望も無く一通過点の感じです。この三角点は西大峯山への分岐で「←西大峯(三角点)大峯山頂→」のプレートがあり左手に道が延びています。
直進すると2分で笹が峠からの道が合流し「←湯来林道・山頂↑」のプレートがありそのすぐ先が六畳岩、八畳岩です。
テラス状の八畳岩からは南側の展望が得られ大野権現山、野貝原山、極楽寺山、広島市街と瀬戸内海の島々が一望できます。
○山頂(八畳岩)13:07〜登山口14:13
岩峰の山頂へは八畳岩から二個所のアルミハシゴを使って登ります。
山頂には「大峰山1050m」の表示板が置かれていました。大峯山は三角点(1039.8m)よりは山頂大岩が最高点(1050m)となります。
360度の展望が開ける頂上は北方向に十方山、吉和冠山など芸北の山々を一望し、南方向には三倉岳、大野権現山、経小屋山、三倉岳、河平連山そして似島や宮島などの瀬戸内海の島々も望めます。東側は一部樹木で遮られますが東郷山、野貝原山などそして西方向には西大峯山の右奥に羅漢山などが展開します。
山頂北側の直下には祠や休憩所があり祠前からはさらに「回り縁」の岩場にも行けますが今回は省略しました。
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下山は往路をたどり分校跡地の登山口駐車場に向かいます。
三角点分岐から西大峯山方向に下ると広島県南限のブナとも云われる巨樹、峯太郎ブナがありますがこちらも省略しました。
三角点分岐から展望の岩や七合目を過ぎると尾根から植林帯の急な下りに入り五合目を過ぎたベンチで一息きます。ようやく道が緩むと二合目そして間もなく貯水槽の登山口に帰着しました。
貯水槽から別荘地の中の急な舗装路を10分ほど下ると登山口駐車場です。
広島里山紀行記