山  名   火山
標  高 488.3m 
場  所 広島市安佐南区 
登  頂 R2.1.22 
アクセス ○JR西広島駅→JR新白島駅→AL白島駅→AL高取駅→エンゼルキャブ
○広島交通春日野バス停→十日市バス停 
コース ○高取バス停9:17→9:24安西高校前登山口9:38→10:09送電鉄塔10:18→火山10:55
○火山11:32→12:14水越峠12:16→登山口12:25→春日野団地12:40   
メンバー 美15名 
過去記録 H30.12.19 H29.9.20 H26.5.8  H25.2.28 H24.3.8 H23.4.25 

 

                                                   【概 要】 
 火山(488.3m)は広島市安佐南区に位置し安佐南区の武田山から西区と佐伯区の鈴ヶ峰に至る広島南アルプス山系の最高峰です。四等三角点の山頂には大岩が点在し山名の由来となったされる神武天皇熢火伝説(神武天皇東征のとき山頂でのろしをあげたと云う伝説)の石柱が立っています。                      
 山頂からの展望は北は樹木に遮られますが南から西側には丸山、大茶臼山、宮島弥山、経小屋山、船倉山、極楽寺山、大峰山、窓ヶ山、東郷山、東側は武田山、二ケ城山、白木山、呉娑々宇山、鉾取山系、絵下山そして江田島などの島々も望めます。
 登山ルートは広島南アルプス縦走路の他に南北の団地群を起点にした複数のコースがあります。今回は平和台団地西側の安西高校前から山頂に至り、下山は縦走路を東側に下って水越峠から春日野団地に出ました。

○エンゼルキャブ高取バス停9:17〜安西高校前9:26
 アストラムライン高取駅で下車して県道38号を西進しすぐの横断歩道を渡ります。渡ったアパマンショップの前がエンゼルキャブの高取バス停です。貸切状態の平和台行きで平和台団地最深部の安西高校バス停で下車しました。
  バス停から水道局高取第二ポンプ所と県立安西高校の高い擁壁の間を上がると高校正門です。正門の向かい側が登山口でガードレールの切れ目から登山路が延びています。登山口を入った所に火の用心啓発の丸いプレートと古びた「火山登山口」のプレートがあります。

○登山口9:39〜火山10:55  
 谷を左側に見て植林地の中を登っていきます。穏やかな道を進み倒木をくぐり小沢を渡って左岸に移ります。14分ほどで少し斜め傾いた鉄製小橋を渡ります。「なめら」のある谷を右側にみて進み再び小橋を渡って右岸に移りました。
 この先は砂防堤のある深い谷を左下にしての一本調子の急な上りとなります。
 小橋から7分ほど進むと分岐です。右斜面に鉄塔巡視路が上り鉄塔標識には「火山→」と手書きされ「広島市の山を歩く」や火の用心の札も掛かっていました。登山口からは22分ほどでした。
 分岐からはコースで最難関の超急登ですが、巡視路のため階段も整備され上部には補助ロープが架けられています。薄暗い道を登ること8分ほどで37番鉄塔に到着しました。 鉄塔からの展望は十分ですが少し上るとさらに眺望が広がります。正面には荒谷山、その右手に岳山、向山、左手には緑井権現山、阿武山そして麓には団地群などが展開します。
 鉄塔からは本コースのハイライトである岩の尾根に入ります。最初は穏やかに見えた道も岩が現れると急な登りになりました。特に危険な個所は無く補助ロープの助けを借りたり巨岩を巻いたりしての登路は時折垣間見れる展望を楽しみながらの明るい岩道です。 
 鉄塔から20分でビューポイントの展望岩です。鉄塔より高い位置からアストラムラインが走る団地群や岳山、荒谷山、阿武山などを望めます。展望岩からもしばらく岩の道が続きますが次第に落ち葉の道に変わった道を登ると分岐に出ました。
 分岐には「←三菱団地・↓火山・安西高→」の手書きプレートがあり右から三菱団地、沼田高校方面からの道が合流します。分岐から穏やかになった道を3分ほど登ると左から武田山方面からの道が合流します。 
 合流点は広い山頂部の端で四等三角点があり左に武田山への縦走路が下っています。
 
○火山11:32〜春日野団地12:40
 山頂からの展望は北は樹木に遮られますが南から西側には丸山、大茶臼山、宮島弥山、経小屋山、船倉山、極楽寺山、大峰山、窓ヶ山、東郷山、東側は武田山、二ケ城山、白木山、呉娑々宇山、鉾取山系、絵下山そして江田島などの島々も望めます。
 天候が崩れるとの予報で予定を早めて春日野団地に下ることになりました。
 三角点の所から縦走路をたどって武田山方面に下山します。すぐ急な下りとなりますが6分ほどで「←武田山・火山→」の古びたプレートがあり左から平和台墓苑コースが合流します。穏やかな尾根道が続きコシダも見られる明るい道を下ります。
 353mピーク(?)に着くと前方に武田山を見ることができました。しばらく穏やかな道が続き左に宗箇山を見ることもできました。岩やコシダが現れた急な道を下ると水越峠です。山頂からは40分余りでした。
 水越峠には指導標が立ち来た方向に「←火山山頂1358m」、直進方向は「武田山山頂652m→」、左は「東亜ハイツ登山口→」そして右が「←東山本登山口630m」となっています。
 東山本登山口に向けて下山します。よく手入れされた道を8分ほど下り源流部に出ると広島県で1番と書れたカナクギノキの木がありました。すっかり緩んだ道をたどると舗装林道に出ました。ここに「火山武田山登山口」の木柱が立っています。
  環境保全みどり会の鹿ヶ谷ふれあい広場を抜けるとここにも武田山への登山口となる「展望台入口」の木柱が立っています。
 水越峠から17分で「鹿ヶ谷自然道」の木柱のある分岐で谷を渡ります。春日野団地へ向けての長い階段を登るとすぐ春日野バス停です。

                                                            広島里山紀行記


 


  

   

   
  高取駅バス停で乗車です    9:39 安西高校前の登山口からスタートします 

   

   
  しばらく谷沿いの良い道を進みます    「なめら」の見られる谷は右に移りました





   

       
  9:52 鉄製小橋を渡ります    深い谷を左下にして一本調子の急な上りを





   

       
  10:00 急な斜面に取り付きます      超急登ですが巡視路として整備されています 

   

   
  10:09 鉄塔に到着です    10:18 鉄塔を後にして

     
  正面に荒谷山、その右手には岳山、向山、左手には緑井権現山、阿武山そして麓には団地群などが広がります 

      





   
     ロープもある岩の尾の根道になります   特に危険なところはありませんが  

   

   
  明るい尾根道が続きます    10:39 展望の岩に出ました

   
  展望岩からは団地群や岳山、荒谷山、阿武山などを望めます   パノラマはこちらへ(平成30年)  

  

   
  再び上りに       10:51 三菱団地との分岐に出ました 

   

   
  10:55 山頂部に到着です  


  

   

   
  10:55 四等三角点の左に武田山への縦走路が   山頂です 
 
         
         大岩が点在する山頂には神武天皇熢火伝説の石柱が立っています

    
 南から西側には大茶臼山、宮島弥山、窓ヶ山、東側は武田山、二ケ城山、呉娑々宇山、鉾取山系そして江田島などの島々も 
 

             
  





   

      
  11:32 水越峠に向けて下山です      すぐ急な下りとなります

   

   
  11:37 平和台墓苑コースが分岐します     急な下りが続きますが





   

      
  穏やかな尾根道も      353mピーク(?)からは武田山が 

     





   
    ピークからも急な下りです    岩やコシダの急な道を
  
                          
            視界が得られると宗箇山や広島市街地が望めました

   

   
  12:15 水越峠に到着しました   東山本登山口に向けて下山します。直進は武田山

   

  
  道が緩み登山口に近づいたようです     12:25 登山口に下山しました

   

   
  鹿ヶ谷ふれあい広場を抜けます   左に展望台経由の武田山への登山口を見送って

   

   
  12:34 鹿ヶ谷自然道の木柱で谷を渡ります   12:35 長い階段を登ると春日野団地です 

  
 
  春日野バス停から乗車です  
   
   
   

 
      
inserted by FC2 system