山 名 | 鬼ヶ城山・柚木城山・見越山 |
標 高 | 282.4m 339,4m 315m |
場 所 | 広島市佐伯区・西区 |
登 頂 | 2021.9.23 |
アクセス | ○広電バス山田団地車庫バス停 ○美鈴モール前バス停または東3丁目バス停 |
コース | ○山田入口バス停登山口8:32→柚木城山9:23 ○柚木城山9:33→見越山10:02 ○見越山10:07→鬼ヶ城山11:30 ○鬼ヶ城山11:34→11:37八畳岩12:45→椿谷登山口13:08 |
メンバー | 美9名 |
過去記録 | 2021,5,26 |
【概 要】
○山田入口バス停登山口8:23〜柚木城山9:23
広電バス山田団地車庫を出発し山田団地北入口信号に向かいました。
信号から県道71号の側道を少し南下すると山田入口バス停
(西風みなとライン系統)があります。さらにバス停から2分下るとフェンスがあり道が登っています。登山口にはとくに案内表示もないので注意が必要です。
登山口から4分足らずの地点に石仏が置かれ、そのすぐ先に廃寺となった霊泉寺跡がありますが立入禁止の札が掛かっていました。石仏から5分余りで鉄塔巡視路が左に分岐します。この先辺りから広く明確なものの倒木や落ち葉が堆積し少々荒れ気味の道が穏やかに登ります。
鉄塔巡視路から30分ほどで柚木城山と見越山への分岐
に出ました。「山田バス停へ下る」と「霊泉寺・山田入口→」のプレートが掛かっています。
先ず柚木城山へ向かうため左折し主尾根の縦走路を山頂に向かいました。分岐から7分で明るく開けた鉄塔ですが鈴が峰などを望むことができました。穏やかな道を10分足らずで柚木城山への直登道とトラバース道との分岐です。急登するとすぐ山頂に到着しました。
○柚木城山9:33〜○見越山10:02
柚木城山(ゆきじょうやま・ゆきしろやま)は三等三角点が置かれています。山城跡の山頂は平坦ですが樹木に囲まれて東南の市街地方向がわずかに開けています。
柚木城山からは見越山へ向かい山田バス停分岐まで引き返しました。主尾根の縦走路は視界はありませんが穏やかな道が続きます。
山田バス停分岐から8分ほどで柚木城山直下の分岐に着きました。「←柚木城山・315m峰→」の導標とMemoと書かれたルート案内図があります。案内図には右に分岐するトラバース道
は料金所・鬼ヶ城山への下山路、左の登りは315m峰や学院、古江への下山路、来た方向は己斐峠・柚木城山へとなっています。
315m峰と書かれた見越山へ向かいます。分岐からは急な登りとなり5分ほど頑張ると陸軍省の陸軍輸送港域第一區の石柱がありました。石柱からはすぐ山頂です。
○見越山10:07〜柚木城山登山口10:36
見越山(みこしやま、みのこしやま)には「315m峰(見越山)山頂」と「←柚木城山・高須・古江→」そして向かう方向には「草津沼田道路→」の導標が立っています。眺望は余り優れませんが東側に市中心部と呉娑々宇山など、南は広島港方面が広がり似島と宮島を見ることができました。
古江に向かうルートから分かれ山頂からの急な道を下ります。5分ほどで山頂を迂回し柚木城山へ向かうトラバース道
の分岐に出ました。ここには「柚木城山」のプレートが掛かっています。
視界の無い道を降り5分ほどで明るく開けた伐採地に出ました。西側が開け極楽寺山から阿弥陀山、窓が山、向山などが望めます。
伐採地からは草津沼田道路口に向けて下山します。下山口には来た方向が「←柚木城山」、下りは「草津沼田道路口→」の導標があります。ただし今ではほとんど判読できなくなっています。
下るとすぐ「西区やまなみハイキングルート」のプレートがありました。視界の無い雑木林の下りですが7分ほどで宮島方向が開けて鈴が峰も見ることができました。
「草津沼田道路口→」の導標から13分ほどで急な階段の上部に出ました。ここからは8月の豪雨で大規模土砂崩れの発生した田方地区が見えています。
白い手すり付きの急な階段
を5分で草津沼田道路の前に出ました。ここには「柚木城山登山口(草津沼田道路口)」、「←柚木城山・鬼が城山(信号を渡り左)→」の導標と「西区やまなみハイキングルート」の大きな案内図が立っています。
県道71号の田方3丁目信号を渡り左手(南方向)に少し下ると鬼が城山の登山口です。
○鬼ヶ城山登山口10:42〜○鬼ヶ城山11:30
登山口には「草津沼田道路口」の道標が立ち「←鬼が城山・柚木城山登山口(信号を渡り右へ50m)→」そして「鈴が峰登山コース案内」や「西区やまなみハイキングルート」の案内図もみられます。
登ると良く手入れされた深い竹林に入り12分ほどで尾根に出ました。北方向に大茶臼山や柚木城山を見ながら2分ほどで山田団地登山口
に出会いました。
この先はコンクリート舗装の遊歩道が始まり7分で山田新町登山口
が合流しました。右手に家並みや出発点のバス車庫を見ながら団地の裏山とは思えない雰囲気の遊歩道を進みます。
途中、左手に田方土砂災害の発端と思われる崩落地が見えています。山田新町登山口から15分足らずで山頂直下の分岐に着きました。分岐
には「←山頂へ・遊歩道、椿谷、道行地蔵、他へ→」の案内が立ち右に遊歩道が延びています。
急な道は手作りの階段やロープが整備されています。登ると「急坂」と「パノラマコース」の導標がありました。登ってきた道はパノラマコースでした。この導標から2分で
鬼ヶ城山山頂に到着しました。
○鬼ヶ城山11:34〜11:37八畳岩12:45〜椿谷登山口(美鈴が丘東5丁目)13:08
山頂は四等三角点が置かれ陸軍輸送港域と刻まれた陸軍省の標石が立っています。山城跡らしく展望は良く東側前面に広島市街地とそれを取り巻く山並みや瀬戸内の島々そして背後には美鈴が丘団地などが広がります。
東側には「小八畳岩へ 下り2分」の表示があります。今回は寄りませんでしたが小八畳岩からはより近い位置からの展望を楽しめます。
山頂からの展望を楽しんだ後は次の展望地の八畳岩(はっちょういわ)に向かいます。途中、休憩ベンチを見送ると3分ほどで八畳岩
です。辺りは立木が伐採され展望も以前に比べ開け大小の岩が散在しています。ただ伐採に対する警告文もあるように景観確保と環境保全との兼ね合いが難しいところです。
八畳岩に立てば広島湾に浮かぶ安芸小富士、宮島や灰ケ峰そして鈴が峰、極楽寺山、窓が山など360°の展望が開けています。
八畳岩からの下山は道行地蔵登山口または椿谷登山口
への2ルートがあり直下で分岐します。里山紀行は椿谷登山口ルートを採りました。八畳岩登りに挑戦する外国人をみて岩を巻くと遊歩道に出ました。
「←八畳岩から山頂へ・椿谷、道行地蔵へ→」の案内があり椿谷方向に進みます。歩きやすい遊歩道を進むと10分ほどで「←山頂、アンビン岩、山田団地へ・道行地蔵へ(登山口)→」と「←道行地蔵へ(登山口)・椿谷銘水へ(登山口)→」のプレートがある分岐でます。
右手の椿谷銘水の方に下りました。椿谷銘水や椿谷整備ボランティア活動の拠点となる山小屋を過ぎると12分ほどで「椿谷」の案内のある椿谷登山口
です。ゲートを開いて出た所は美鈴が丘団地の東5丁目です。バス停は美鈴モール前か東3丁目のバス停を利用できます。
広島里山紀行記