山    名   大応山 
標  高 405.3m 
場  所 岩国市平田 
登  頂 2023.11.22 
アクセス ○JR五日市駅7:54→8:29JR岩国駅8:46→JR南岩国駅8:50
○南岩国駅前バス停9:02→梅ヶ丘バス停9:15
○梅ヶ丘バス停14:45→南岩国駅前バス停 
コース ○登山口9:39→尾根縦走路10:52→山頂11:13
○山頂12:03→12:16大岩コース分岐12:34→周回コース入口13:39→登山口14:24 
メンバー 美・山の会 10名 
過去記録 2022.4.13  H20,3,29 

 

 大応山(405.3m)は岩国市平田に位置する三等三角点の里山で、岩国アルプスと愛称される岩国城山(横山)から米山に至る南北に長い縦走路上のほぼ中間になります。
 山頂は東側と西側が開けて東側は岩国市内方面が一望され、西側は高照寺山や塔が森などが望めます。また山頂から少し南下した反射板跡の展望所からも同様な景観を楽しめます。
  利用したコースには岩国南八十八ヶ所の岩屋地蔵大師(大岩大師)や麻生田観音堂があり、地元の人に愛されているようで案内表示や登山道の整備が良くなされ快適に歩けました。
 今回は県道112号麻生田トンネル北側の登山口から麻生田コースで山頂に至り、岩屋地蔵大師を経て大応山周回コースで下山しました。JRやバスなどの公共交通機関の利用が可能です。

○登山口9:39〜山頂11:13
 JR南岩国駅から2分ほどの所に「いわくにバス」の南岩国駅バス停があります。梅ヶ丘循環線岩国駅行(右回り)に乗車して梅ヶ丘団地の梅ヶ丘バス停で下車しました(手前の梅ヶ丘上バス停の方でも良いようです)。
 バス停から道なりに南下し10分ほど進むと交通量の多い県道112号に出ました。左折して4分ほどの麻生田トンネル手前に黄色ガードレールのある小橋があり、安全柵に手書きで「↑大応山」の案内があります。
 谷川沿いに進むとすぐ「←大応山登山道(麻生田コース)」の案内がありました。続いて右手奥に民家がありここで舗装路が途切れています。
 服装調整後、すぐ先のコンクリート橋を渡りました。石がゴロゴロする歩きにくい道を進むと、橋から5分ほどで直進が「大応山登山道(麻生田コース)→」、左は「大応山周回コース(至大岩コース約30分)↑」と案内された分岐があります。
 周回コースは帰路に利用するとして直進の麻生田コースを選びました。分岐からは右下に滑滝も見られる清流に沿って進みますが孟宗竹が異様に繁茂しています。
 周回コース分岐から4分でコンクリート橋を渡るとさらに3分で再び分岐がありました。左の道は「大応山直登コース→」とあり、右の水平道の道脇に「大応山→」と書かれた瓦が置かれていました。
 直登コースを見送って小さな橋を渡ると石垣や棚田跡、五右衛門風呂、農耕用発動機など生活の跡が見られるスギと竹の混在林に入りました。
 直登コース分岐から9分で登山案内はありませんが、中電巡視路の13番・14番標識があります。登路はここで左に折り返して支尾根の急登となりました。上空が開けて明るいけれども急な登路を登ること23分ほどで展望地に出ました。手製ベンチのある展望地からは梅ヶ丘団地の先に岩国市街そして城山と岩国城、岩国山さらに経小屋山、宮島などが望めました。  
 展望地から5分で14番鉄塔に出ましたが、わずかに南方面に少し開けている程度で展望は期待できません。鉄塔から巡視路の黒いプラスチック階段を登ると尾根に出ました。尾根から一旦下り再び広い尾根道を進むと鉄塔から7分で左に降る道がありました。
 左が「←大応山」のプレートが架かり、直進する道は「麻生田(尾根)コース→」とあります。ここは麻生田コースで山頂に向かいました。植林地の山腹につけられた巻き道を過ぎ、急登すると5分ほどで岩国アルプスの尾根縦走路に合流しました。
 合流点には登って来た方向に「麻生田コース→」、そして縦走路は「←大応山頂上・城山方面→」の案内表示があります。大応山頂上に向けて広い尾根道を4分ほど進むとコース初めてのロープです。
 登り切って降ると縦走路に合流から9分ほどで再び分岐がありました。ここで「←大応山」案内のコースと「大応山直登コース→」案内の二つのルートが合流しています。尾根コースには道端に「←頂上・麻生田コース下山→」の瓦があり、直登コースには「直登コース下山口(至麻生田口)↓」の案内があってロープの架かった急登が合流しています。
 この先は山頂直下の急登が始まります。木階段を登ると巻き道となって岩の脇を登りますが、ロープも張られ足元も確実に整備されています。ジグザグの急登を終え、傾斜が緩むとヒノキ木立の先に山頂が見えてきました。

○山頂12:03〜周回コース分岐13:27
 三等三角点の大応山山頂は「岩国大応山 標高405.5米」の標柱が立ち手製のベンチが置かれています。展望は東西が開けており、少し霞が強かったのですがそれでも東側は岩国市街地や宮島など、西は高照寺山や塔が森などが確認できました。
 下山は岩屋地蔵大師のある大岩コースを経て周回コースで登山口に向かいます。下山口には「←大岩コース・桜峠」の案内がありました。急な坂道を降って登り返すと穏やかな尾根道です。
 尾根縦走路を進むと山頂から10分で大岩コースの分岐です。左に降る道が「←大岩コース」そして直進は「←反射板跡展望所 約5分・桜峠 約1時間」と案内され、山頂方向に「大応山頂上 約10分→」となっています。
 展望所に寄り道すると3分ほどで反射板跡展望所に出ました。丸太ベンチの置かれた展望所は山頂より広々し、東側は大竹から南岩国方面が望め、西側には高照寺山や塔が森の山並みが連なっています。縦走路はさらに南進しており「←マンガン鉱山跡・桜峠」の案内がありました。展望を楽しんだ後は大岩コース分岐へ引き返します。
 大岩コース分岐からは急な降りの道となりました。ただこちらも階段など大変良く整備され遊歩道の感じです。分岐から6分ほどで道が緩むと服装調整に格好の休憩ベンチもありました。ベンチからも急な降りで階段に加えてロープも現れましたが特に危険個所はありません。途中、開けた場所があり振り返ると反射板跡展望所が見えていました。
 分岐から27分ほど降るとベンチのある展望地があり、市街地や岩国空港などを眺めることができました。この展望地からもロープが架かるなど急な降りの道が続きます。
 展望地から10分ほど降ると大岩地蔵大師の巨岩が見えてきました。巨岩には鉄ハシゴが掛かり簡単に登ることができます。巨岩の脇を回り込むと南第四十番霊場の札があり岩屋の奥には大師さまが祀られていました。
 この先は道もすっかり緩み竹林を抜けて短いコンクリート橋を渡ると大岩大師から5分ほどで分岐に出ました。

○周回コース分岐13:36〜登山口14:24
 分岐は大岩コースの登山口になり、山頂方向に「↑大岩(大岩大師)大応山登山道」の案内があります。そして直進方向は「松宮ぶどう園・平田バイパス→」となっています。 左手が周回コースで「大応山周回コース(至麻生田コース約30分)↑」の案内があります。3分進むとまた分岐があり、トタン囲いの脇に「←大応山周回コース」の案内がありました。案内に従い大きくUターンして5分ほど進むと再び分岐です。案内はありませんが右手の中電標識の方へ登ります。植林帯の中を5分も登ると雑木疎林の中に階段が出てきました。さらに5分で送電鉄塔があり前方に岩国市街地が見えています。傍には「麻生田コース→」の案内プレートが架かっていました。
 さらに竹林の中を登ると5分で分岐に出ました。来た方向に「大岩コース→」の案内、そして左の登り方向には「←麻生田コース」の案内があります(右に降ると麻生田トンネルの上に出るようでした)。分岐から10分で辺りが開けた伐採地に出ました。伐採地から降ると左手の石段の上に麻生田観音堂が見えていました。
 深い竹林を抜け観音堂から8分で往路の麻生田コースに合流して周回コースを終えました。周回コースに入ってからは意外にアップダウンが多く距離もあり、下山ムードの中では少し厳しく感じられました。
 合流点から6分で県道112号の登山口に戻りました。登山口からは梅ヶ丘バス停に戻りJR南岩国駅に向かいました。
                  広島里山紀行記


 


  

   

   
  9:02 南岩国駅前バス停で乗車です     9:15 梅ヶ丘バス停で下車しました 

   

   
  9:39 麻生田トンネル手前に登山口が   9:40-9:50服装調整後、コンクリート橋を渡りました 

   

   
  9:55 帰路となる周回コースが左に分岐です     10:01 直登コースを見送り麻生田コースへ 

   

   
  10:10 中電巡視路標柱で支尾根へ    明るいけれど急な登路が続きます 

   

   
  10:33 展望地に出ました   10:40 送電鉄塔。展望はありません 

       
    梅ヶ丘団地の先に岩国市街そして城山と岩国城、岩国山さらに経小屋山、宮島などが望めました  

      





   
     階段が現れ   10:47 この分岐は麻生田(尾根)コースを選択し 

   

   
  10:52 尾根の岩国アルプス縦走路に出ました   整備された縦走路を山頂へ 

   

   
  コース初めてのロープがある急登を    11:01 直登コースが合流しました 

      





      
     山頂直下の急登が始まります    ジグザグの急登を 

   

   
  ロープが張られ足元も整備されて    傾斜が緩むとヒノキ木立の先に山頂が 


  

   
 
  11:13 ベンチも置かれた三等三角点の山頂  

           
          東側からは岩国市街地や宮島などを眺望 

            
  





   

      
  12:03 山頂から大岩コースに向けて下山します       穏やかな尾根道を 

   

   
  12:13 左に大岩コース分岐、展望所へ寄り道です   12:16-12:30 広い展望所で景観を楽しみます 

        
    東側は大竹から南岩国方面が望め、西側には高照寺山や塔が森の山並みを  

   

   
  12:34 改めて大岩コースで下山します    大岩コースも良く整備されていました 

      





   
    急な降りですが危険個所はありません    13:01-13:06 ベンチもある展望地 

            
           市街地や岩国空港などを眺めることができました  

   

   
  ロープもある急な降りの道が    13:21 大岩大師の大岩、ハシゴも 

   

   
  岩屋の奥には祠が祀られていました    巨岩です

   

   
  竹林を抜けて    13:27-13:36 分岐は大応山周回コースへ 

   

   
  13:39 周回コースの実質的入口になります    13:44 鉄塔方面へ 

   

   
  下山ムードでの再度の登りは気分的に、、、、   13:50 送電鉄塔の前方に岩国市街地が 

   

   
  13:55-13:58 竹林の中、登りは続きます     14:08 殺伐とした伐採地に出ました

   

   
  14:10 左手に麻生田観音堂が     14:18 麻生田コースに合流です 

   

   
  14:24 登山口に戻りました   14:43 梅ヶ丘バス停から南岩国駅へ 

   
 
  15:10 JR南岩国駅に帰着です   
   
   
   
   
   

 
 
 
 
          
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