山    名   真道山 
標  高 286.8m
場  所 広島県江田島市能美町 
登  頂 2024.1.4 
アクセス ○宇品港9:45→中町港10:14
○中町港14:24→宇品港14:54 
コース ○中町港10:00→真道山森林公園登山口10:44→山頂11:12 
○山頂12:51→中町港13:54
メンバー 同道二人 
過去記録 2016.3.30  H22.3.19 

 

 真道山(286.8m)は広島県江田島市能美町に位置し三等三角点の置かれています。
低山ですが山頂展望台からの眺望は良く目下に中町港そして野登呂山(宇根山)、江田島の古鷹山から灰ケ峰、野呂山などの山並みや陀峰山、大黒神島などと360度の瀬戸内多島美を楽しめます。
 登山路は東西南北に4個所あります。林道真道山線が山頂まで通じているため、北側からは黒張バス停前から、そして南側は鹿川水源地公園からそれぞれ林道を利用することができます。また山道は西側の真道山森林公園からの能美遊歩道そして東側からは大柿町飛渡瀬遊歩道があります。
 今回は能美島中町港から真道山森林公園を経て山頂に登り、林道を利用して中町港に戻る周回コースをとりました。

○中町港10:24〜〜登山口11:10
 宇品港から新造高速船、瀬戸ブルーに乗船し30分ほどの船旅で能美島の中町港に到着しました。
 中町港からは左手に真道山、右手にひときわ高い野登呂山が見えています。
 中町港ターミナル広場から国道487号を大柿町方向に進みます。10分余り歩くと交番があり、左手に前回利用した八幡神社に向かう道が登っていますが今回はそのまま直進しました。
 港から15分ほどで能美図書館と八幡神社石鳥居があり、ここに「真道山森林公園800m→・中央運動公園500m→」の道路標識が架かっています。標識に従い左手に入り神社の社叢を見送って右折すると7分で分岐があり、左に登る道に「真道山森林公園」と書かれたゲートが見えています。右手の道は運動公園グランドに連絡しています。
 ゲートを潜って舗装路を進むと整備されたテントサイト、オートキャンプ場のある真道山森林公園に入ました。ゲートから20分足らず、公園内を進んだ最深部にある音楽広場の手前に「真道山展望台登山口」の案内があり左側に階段が登っています。
                    
○登山口11:13〜真道山11:45
 階段を登りイノシシ除けの柵を開けて遊歩道に入ると、「真道山」の扁額が架かった朱塗りの小さな鳥居がありました。ミニ札所巡りと云う登路ですが、前回見られた千手観音像は崩壊していました。
 急な階段が続いた後、13分ほどで平坦地に出ると一基のベンチがありました。穏やかな道も束の間で再び急な階段が始まりました。チェーンが張られた階段は思いの外に急で、直登やジグザグで高度を上げていきます。ベンチから10分余りでテーブルベンチのあるピークに出ました。
 ピークからしばらくは穏やかな尾根道ですが、前方に山頂が見えるとすぐ降り階段となりました。降りて舗装路を進むと林道真道山線に合流します。テーブルベンチから3分でした。合流点には「頂上展望台 この上にあります」の案内があり、左手の林道脇には大きな石碑も見えています。向かいの斜面に付けられた、手すり付きの急な階段を登ること5分で展望東屋が見えると山頂到着です。

○真道山12:51〜登山口13:46      
 公園化された山頂には中央部に三等三角点の標石が置かれ、東西には桜植樹の由来を記した「海軍兵学校 同期の千本桜の碑」と旧海軍兵学校生徒の戒めを刻んだ「五省の書」の石碑が建っています。
 展望東屋の登り口には「真道山登頂記念スタンプ」が用意され、東屋には「真道山展望台」と書かれた俯瞰図が置かれていました。
  展望東屋からは360度の展望を楽しめます。眼下にはカキ筏の浮かぶ江田島湾が広がり、
宇根山から古鷹山また灰ヶ峰、野呂山など呉市の山並みそして陀峰山、大黒神島など瀬戸内の多島美が望めました。
 下山は林道経由で中町港へ向かいます。「五省の書」の碑前から北側に擬木階段が降っています。前方に古鷹山を眺めて長い階段を5分余り降ると林道に接続する舗装路に出ました。
 接続路を降り林道と合流すると「←頂上展望台 400m」案内が立っていました。この先は林道歩きとなります。5分ほどで「見晴らし台」がありました。左手に野登呂山を見ながら5分ほど降ると、「頂上展望台まで あと1km→」の案内がありました。桜並木の林道を降ると電波塔があり、ここにも「頂上展望台まで あと2km→」の案内です。続いて15分ほどで「頂上展望台まで あと3km→」の案内がありました。(「えたじまウオーキング2024」のリーフレットによると山頂・港間は往復7kmとあります)。
 あと3kmの案内を過ぎると道はすっかり緩み、10分で県道36号合流に合流しました。合流点の手前には「←千本桜展望台・真道山森林公園キャンプ場→」の案内があり舗装路が分岐しています。
 そして合流点には「←真道山森林公園キャンプ場、真道山展望台・千本桜 能美運動公園」の案内板と絵図があり同期の千本桜碑の由来が記されています(それによると山頂付近は海軍兵学校の憩いの場でしたが、戦後、山林火災などで荒廃したのを兵学校出身者と能美町により植樹された説明されていました)。また合流点には黒張バス停があります。
 右に海を見ながら10分足らず歩くと中町港ターミナルに到着しました。
                                                                                        広島里山紀行記


 


  

   

   
  10:24 30分の船旅の後、中町港を出発です    10:40 八幡神社の鳥居前を左折し 

   

   
  10:47 真道山森林公園のゲートを潜ります    整備された真道山森林公園を抜けて 

   

   
  11:10 公園の最深部に登山口がありました      11:13 赤い鳥居のイノシシ除け柵を開けて 

   

   
  石仏に見送られて急な階段を    11:25 平坦地に出ると一基のベンチが 

      





   
     ベンチからすぐ階段登りが    直登やジグザグで高度を上げていきます 





   

      
  11:36 長い階段が終わるとテーブルベンチ       初めて視界が得られて山頂を 

   

   
  11:40 林道に合流すると階段がありました    最後の急な階段登りとなります 


  

   

      
  11:45 三等三角点の山頂に到着しました    公園化され、同期の千本桜の碑などがあります

     
    東屋からの展望。南から西方向には江田島湾が広がりクマン岳、古鷹山の背後には絵下山も 

  
  西から北方向には休山、音戸の瀬戸、倉橋島などを望みます

   
  北から東方向には眼下に鹿川港そして沖野島、大黒神島、野登呂山を

   

   
  12:51 五省の書の前から林道に向け下山です    古鷹山を前方に眺めて長い階段を降ります 

   

   
  12:57 林道に接続する舗装路に      13:00 接続路を降り林道に合流しました 

   

  
    13:05 林道脇には見晴らし台も    野登呂山から砲台山へ連なる稜線を見ながら 

   

   
  13:24 頂上まで2km地点に電波塔がありました    13:46 県道36号に合流して中町港へ 

   

   
  13:54-14:24 中町港で高速船に乗船です   
   
   
   
   
   

 
 
 
 
           
inserted by FC2 system