釜 峰 山
【山 名】 | 釜峰山 788m |
【登 頂】 | H20.4.23 |
【場 所】 | 庄原市口和町湯木 |
【アクセス】 | 三次IC→三次尾関大橋→県道399号→口和経由県道62号→伊与谷分岐 |
【 コース 】 | 釜峰神社山門→光明寺跡→釜峰神社→釜峰城址→山頂 |
【メンバー】 | 同道二人 |
【概 要】
○ 県道186号で西城川沿いに進む。道は原則二車線だがところどころで一車線になる。旧君田村役場への分岐を直進して、左手にある「モーモーあいすらんど(アイスクリーム店)」を過ぎると県道62号との交差点。ここを直進して基本的に道なりに走る。
○ 道を進むと、「釜峰神社、森林浴公園」の案内標識が出てくるのでそちらに進入する。伊与谷の標識のある分岐を右折する。ここは心持ち左カーブで「塩」の看板が掛る民家があり、たばこなどの自動販売機が置かれている。右折後のすぐ右に登る道は無視して広い方の道を進む。程なく現れる分岐は右折する(案内表示は無い)。
○釜峰神社山門までは、三次尾関大橋→県道39号→県道186号→伊与谷分岐が分かりやすい。
○ 谷沿いの狭い舗装路を進むと左手に鳥居があり、狭い舗装林道が左に登っているのでここを進む。道は非常に狭く車幅ぎりぎりである。数分進むと釜峰神社山門に着く。原則車の転回場ほどの広さしかないがここに駐車する。
なお未舗装の林道が直進しているので、進入可能なら(鎖があるが外されていた)保存林に広場がある。
○ 情報の少ない山である。釜峰神社山門前の左手が登山口になり釜峰山森林浴公園、神社参道入口と表示されて杖などが置かれている。右手にも林道が延びているがこれは下山時に利用した。
○ 林道分岐から短い擬木階段があり8分でベンチ、東屋のある光明寺跡。光明寺跡のすぐ先で右から保存林からの道が合流する。さらに10分、左手に巌洞窟と表示された断崖を見て進むと標高555mの釜峰神社に達する。神社そのものは小ぶりで来歴が書かれてる 。
○ 釜峰神社までの道は、左手に大きく開けたアベマキの点在する新緑の広葉樹林を見ながら緩やかに登る。戦前は武運長久を祈願する参拝者が多かったと云う。
落ち葉も払われ道幅も広く非常によく手入れされた参道である。4月29日が例祭ということもあり、倒木など整理もされ気持ちがよい。
○ 神社の右手から東屋への道が登っている。ここからはスギ植林地の中の道となるが、間伐もされ要所に擬木階段もあり補修もされて気持ちのよい道である。途中には休憩ベンチもある。植林地を過ぎると広葉樹林帯となり、まもなく空が開け登山口から約40分で戦国時代の山城、釜 峰城址に達する。
○ 釜峰城址 は標高650mで、本丸跡にはベンチの置かれた東屋があり南方向を中心に展望が開かれ、はるかな山並みが連なっている。釜峰城址の東側には他の山城には類例の無いという七条の堀切がある。東屋の先はマツなどの点在する平坦地で、その先が堀切である。
○ 最初の堀切は20mくらいを一気に下り、石垣跡らしき岩の積層も見られる。それぞれの堀切を示す7までの数字が書かれたプラスティック板が置かれている。もっとも2以降は単なる小起伏程度で問題はない。ここからは本格的な山道となり、堀切を過ぎると急登が待っている。
○ 植林帯の中をほぼ直登するとピークに達し、しばらくは平坦地を歩くことになる。ここで一旦、鞍部に降下し再び登るとヒノキ植林帯の平坦部となる。ここを過ぎると再度、植林帯のとんでもない急登が始まる。しかしこれを越えるとまた平坦部となる。ここまでの道は原則的に尾根をたどることになり、今の時期では道も判然としている。
○ ここを過ぎると山頂が近いことが予想できるようになるが、登りに掛かり道は突然、不明瞭となる。短距離ではあるが要所に赤テープを巻きながら進む。古びたテープを頼りにイバラを払い進むと平坦になり道もハッキリするが、逆にここは下山時に注意を要する個所だ。その先に明るい山頂が現れた。
○ 城址から40分である。山頂は「山をあるく会・庄原 19 95」の表示板が掛けられ小スペースが拓かれて手製のベンチも置かれている。ただ草の茂る時期は鬱陶しいことだろう。眺望は倒木により北に三角錐の八国見山?が見え、東に勝光山方向が開けている。
○ 下山はテープを確認して下る。山頂からすぐの平坦部を過ぎ植林帯に下る点は要注意。幸い今回は細いビニール紐が張られ遮断されていたが、道なりのつもりで直進すると方向を間違う。ここは左方向に下ることになり、赤テープを付けておいた。山頂から5分で急坂にかかり、下り始めて5分で平坦部に達する。更に5分でピークに至る。ここから5分で再度の急登下りが2分で終了し、堀切を経て8分で城址である。後は登山口まで遊歩道を下ればよい。
○ 光明寺跡手前で左の道をたどり、「林木遺伝資源保存林」を下ると西日本随一と云われる素晴らしいアベマキの林を見ることが出来る。ここを通過すると山門前に出る
広島里山紀行 記
釜峰神社山門前の左手が登山口 | ツツジ咲く道、新緑もまぶしい |
城主祈願所の光明寺跡 | 断崖の巌洞窟 |
釜峰神社 | アベマキも点在する |
釜峰城址 | 七条の堀切 |
城址からの南方向の展望 | |
山頂直下の急坂 | 荒涼とした山頂 |
山頂からは勝光山方向に展望が開ける | |
城址の石垣? | |
アベマキの巨樹林、西日本随一とも | 林木遺伝資源保存林の表示がある |
コース概念図 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、第577号) |
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