山 名 | 大峯山・西大峯山 |
標 高 | 1050m(三角点1039.8m)・1009.9m |
場 所 | 広島市佐伯区 廿日市市佐伯町 |
登 頂 | H25.5.9(木) |
アクセス | JR宮内串戸駅→広電バス宮内串戸駅バス停→広電バス玖島別れバス停→(タクシー利用)→大峯山登山口 |
コース | ○大峯山登山口9:24→大峯山10:53 ○大峯山11:14→西大峯山12:02 ○西大峯山12:38→西大峯山登山口13:29→大峯山登山口13:48 |
メンバー | 美10名 |
過去記録 | H21.4.23 |
○登山口9:24〜大峯山頂10:53
玖島別れからタクシーを利用して10分あまりで登山口に着きました。
川上小学校分校跡地の登山口は地元の方々によってトイレや駐車場が整備されてます。服装調整の後、別荘地の中の急な舗装路を10分あまり歩くと貯水槽のある登山道の取り付きに着きます。植林帯の中の木階段をゆっくりと進んで行くと10分あまりで、明るい雑木林が現れました。
道は終始急坂ですが貯水槽から25分でベンチに到着しました。標高は750m程度と思われます。
ベンチからはまた植林帯の中に入り、2分で5合目の表示があります。植林帯の中の道は木階段が続きますが、自然と階段を避けて迂回する登路が作られています。
ベンチから15分あまりで前方が明るくなり尾根に出ると初めて梢越しに展望が得られました。尾根に出てからも急登が続きますが10分で7合目です。
7合目から10分ほどで展望の岩(六畳岩?)に到着です。眼下に玖島方面が広がり、海も見えています。この先しばらくは道が緩んで新緑の中、ホッと一息つけます。それもつかの間、5分もすると足下に岩も現れ山頂に向けてもう一頑張りです。2分ほどで三角点ですが展望はありません。ここは三叉路で左に「西大峯縦走・峯太郎ブナ」の表示があります。直進すると2分で八畳岩で、山頂はその先の巨岩です。今はアルミハシゴが置かれているので楽ですが、それでも慎重に登って岩峰の山頂に到着しました。山頂には「大峰山1050m」や「第一回サミット」の表示板が置かれています。
頂上からは360度の展望が開けます。北の方向は湯来冠山の後ろに芸北の山々から吉和冠山などが続き、南方向には三倉岳、大野権現山、経小屋山など、東側は一部樹木で遮られるものの阿弥陀山、広島の市街と瀬戸内海の島々が、そして西方向には西大峯山の右奥に羅漢山、吉和冠山、十方山などが展開します。
なお今回は回り縁は省略しましたが、三角点前から山頂を巻くか、あるいは八畳岩から直接山頂を左に巻いて祠前に出れば回り縁の岩場に行けます。
○大峯山頂11:14〜西大峯山12:02
眺望を楽しんだ後は西の方向に新緑に包まれ美しい山容を見せている西大峯山へ向かいます。一旦、三角点三叉路まで戻り案内表示に従います。道はすぐ緩やかな降りになります。下草も生えていない道は美しい株立ちのリョウブが続き庭園の中のようでした。分岐からちょうど5分で峯太郎ブナです。広島県南限のブナと云われる巨木で、大きな幹は四方八方へ枝を広げる珍しい樹形をしています。
峯太郎ブナから先はササの中によく踏まれた道が延びています。緩やかに登ると峯太郎ブナから15分ほどで963mピークと思われる地点を過ぎ軽く登り返しますが、左手は自然林、右は余り手入れのない植林です。登り返すとリョウブの根方に「笠岩」の表示があり、左に踏み跡が降りありますが50m下りるとありますのでパスです。
笠岩分岐から15分ほど下ると植林帯に入りますが、西大峯まで15分の表示が架けられていました。降ると鞍部(「西のた」と云うようです)で、鞍部からは軽く登ります。倒木の多い道ですが、登路部分の倒木は歩きやすくカットされていました。
植林帯を抜けて再度降ると表示から10分で明るい鞍部に出ました。ここには多くのテープが巻かれ「滝のコース・林道へ」と書かれ左に道が降っています。鞍部からは明るい道が緩やかに登りリョウブやクリ、ナラ、カエデなどの新緑が目に眩しいばかりで、紅葉の季節の素晴らしさが想像できます。ただ一帯はクマのテリトリーであることは記憶しておかねばなりませんが。
分岐から12分で右手前方に岩が見えるとすぐ西大峯山の山頂に到着しました。大峯山からおおよそ50分ほどでした。
○西大峯山12:38〜大峯山登山口13:48
四等三角点の置かれた山頂はさほど広さはありませんが、西には「オオネントウ」への縦走路が降ります。
ここまで展望は全くありませんでしたが山頂は南北が切り開かれ、北には左手に吉和冠山、右手に十方山、もみのき森林公園などが望めます。
昼食後の下山は滝のコースとします。明るい道を降ると4分ほどの地点で前方に大峯山が少し高い位置に顔を覗かせていました。山頂から6分で滝のコースの分岐です。すぐ植林帯に入りますが、下山口まで原則植林帯の中を歩くことになります。急速に降下しますが分岐から8分で植林が切れて雑木林になり、すぐ「滝の上部」の表示があります。さらに降ると左手に沢が見られ、滝上部から3分で滝ビューポイントの地点があり一条の細長い小滝が望めました。
ビューポイントから15分で沢を渡り山裾を巻いて進むと、4分で七人墓と書かれた新しい案内板があり、上部に墓らしきものが見えていました。左に沢や耕作地跡を見ながら淡々と下ると10分で丸木橋で、橋から舗装路を2分歩くと登山口に下山です。ここには「西大峯山入口」の案内板が立ています。案内板から六地蔵、玖島川上バス停を経て20分で大峯山登山口に帰着しました。
広島里山紀行 記
登山口駐車場の案内板 | 9:24 登山口を出発です | |
9:36 団地を抜けて貯水槽脇から山道へ | 植林帯に入ると階段が始まります | |
9:47 雑木が見られるようになり | 10:01 ベンチに到着 | |
10:10 五合目です | 階段を避けて道がつけられていました | |
10:24 尾根に登ると初めて展望が得られます | 10:34 七合目、急登は続きます | |
10:43 展望地の岩です | 登りで唯一のなだらかな道を | |
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展望地からの眺望 | ||
10:51 三角点のある西大峯山への分岐点 | ||
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二等三角点(点名:大峰山) | 10:53 八畳岩に到着 | |
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八畳岩から山頂を | ||
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山頂からの西から北への眺望。左に西大峯山、右に湯来冠山、その奥に芸北の山並みが |
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