山  名   吾妻山 
 標  高  1238.4m
 場  所  庄原市比和町・島根県仁多郡奥出雲町 
 登  頂  平成25.6.16(日) 
 アクセス  三次東JCT→松江自動車道→高野IC→県道39号→432号→県道255号→市道久泉原線→国民休暇村 
 コース  国民休暇村→池の原→小弥山→山頂→南尾根→南の原→キャンプ場→池の原 
 駐車場  国民休暇村駐車場  キャンプ場駐車場 
 メンバー  同道二人 
 過去記録  H24.9.21

 
                                【概 要】                                
 吾妻山は比婆道後帝釈国定公園に属し広島県庄原市と島根県仁多郡奥出雲町との境界に位置し、遮るものない山頂からは比婆山連山の烏帽子山、御陵、立烏帽子山、池の段から福田頭、高野毛無山、猿政山など馴染みの山々が360度のパノラマで展開します。

 1時間もあれば山頂に立てる気軽さに誘われ今年もまた訪れました。例年以上に雨の少ない今年の梅雨ですが、1年振りの花の山吾妻山はいつものように初夏の花が咲き競っていました。
 山頂に到着した頃から懸かり始めた霧は展望を楽しむ余裕すら与えないで、アッと云う間に辺りを単色の風景に一変させました。次から次へと湧き上がる霧は山腹で二分され再び南尾根で合流して渦を巻き、時折、空に向かって雲竜のように舞い上がります。その霧の流れの速さには驚かされました。
 霧は息つぎをします。濃い霧も流れ続けると一瞬の晴れ間が現れ、比婆山連山の山影や眼下の大膳原(だいぜんばら)、池の原が姿を現しました。しかし霧は気まぐれです。今見せてくれた風景も再びと同じものを見せてはくれません。 
 夏霧、その醸し出す幽玄の世界に時の経つのを忘れました。
                                                                                     広島里山紀行 記


 

   

   
  吾妻山ロッジ駐車場から     ひょうたん池のショウブ?

   

    
  池の原から山頂部を   登山口へ


                           
                                   原池のスイレン

   

   
       

  
                   小弥山から池の原を俯瞰、中国山地の真っ直中を実感します
  
            
  賑わう山頂、ガスがわいてきました                山頂標柱も風雪にさらされて 


                         
                                 比婆山連山の核心部  
 

Hiroshima Satoyama Kikou


霧が覆い始め烏帽子山、御陵、立烏帽子山、池の段などの山並みも次第にファンタジックな景観に


   
            「御陵霧幻」

  
   
              
      深い霧は辺りを単色の風景に一変し 
  池の原も速い霧の流れの中に飲み込まれ
                           
                                   
                                  吾妻山 濃き夏霧の 流れ来て 竜昇るごと 白く沸きたつ


  

   
  一瞬姿を現した大膳原      深い霧の中、南尾根へと下る登山者 

   

   
  ミストシャワーを浴びながら下山です    振り返ると山頂部は姿を見せいていました 

              大膳原の分岐点は直進し、すっかり霧の晴れた南尾根パノラマスコースを下ります 
 

    

         
              尾根のレンゲツツジ         初夏の空が戻った

   

   
  大膳原ルートとの合流点まで戻りました    サワグルミの林、推定樹齢200年のものもあるとか
   

      

              
   
     ハルニレ大樹の先に小坊主の頂を   

 
 
  
   

 
                    

        
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