山  名   大峯山(おおみねやま)
標  高 1050m (三角点1,039.8m) 
場  所 広島市湯来町 廿日市市佐伯町 
登  頂 R1.10.16 
アクセス JR五日市駅→JR宮内串戸駅→宮内串戸駅バス停→玖島別れバス停→佐伯タクシー→大峯山登山口 
コース ○9:23登山口9:33→9:47貯水槽9:49→ベンチ10:16→五合目10:20→七合目10:48→展望岩10:57→
三角点11:05→八畳岩11:07→山頂11:13
○八畳岩12:42→三角点分岐12:43→12:55ブナ12:59→三角点分岐13:05→13:41ベンチ13:47→
水道タンク14:04→登山口14:17 
メンバー 美9名 
過去記録 H29.11.1  H27.11.4  H25.5.9  H21.4.23 

 

                      【概 要】                              
 大峯山は広島市の最高峰で広島市佐伯区湯来町と廿日市市佐伯町の境界に位置し廿日市20名山にリストアップされています。遠目にもそれと分かる独特の山容をした独立峰で展望の良さから登山者に愛されています。最高点は1050mの山頂大岩になりますが二等三角点は1039.8mです。遮るもののない山頂に立てば中国地方で最高レベル(「松島宏:ちゅうごく山歩き」)の眺望が得られ、東に野貝原山、南に広島湾、宮島、西に三倉山、羅漢山、鬼ヶ城山、北に右谷山、吉和冠山、十方山など中国山地の山々や瀬戸内海の島々が広がります。
 また大峯山と西大峯山(四等三角点1009.9m)への縦走路はミズナラやカエデ、シロモジが混じる広葉樹林そしてササを分けての自然味あふれる山歩きを楽しめます。
 登山ルートは佐伯区湯来町の笹が峠そしてと廿日市市佐伯町下川上からの2ルートがありますが、今回は一般的によく使われる下川上の川上登山口からの往復登山でした。

○登山口9:23〜大峯山頂11:13
 県道30号の玖島別れバス停で下車しました。タクシーに乗り換えて県道42号に入り「大峯山へ」の表示で県道294号の狭い道を進むと10分あまりで登山口に着きました。
 登山口となる川上小学校分校跡地はボランティアの方々(「大峯1050」)によってトイレや駐車場が整備されてます。
 別荘地大峯ランドの中の急な舗装路を10分あまり歩いた終点に貯水槽があり、その脇が登山道の取り付きで「大峯山山頂→」のプレートが置かれています。
 登山道に入るとすぐスギ植林帯で6分ほど穏やかに登っていく「二合目」と「大峯山登山道→」の標識です。
 二合目で道が大きく右折するあたりから急な木階段の連続となり、辺りはスギがヒノキの植林帯に変わり右手には広葉樹林が混じり始めます。
 貯水槽から25分でベンチに到着しました。標高は750m程度と思われます。
 ベンチからはまた植林帯の中に入り、2分で「五合目」の表示があります。植林帯の中の道は木階段が続きますが、階段を避けて迂回する登路が自然と作られています。登山道を外すのはためらわれますが膝にダメージは与えたくないと云う登山者心理も、、、
 ベンチから17分ほどで前方が明るくなり尾根に出でると手製ベンチが置かれクヌギなどの広葉樹が目に入ります。
 尾根に出てからも階段の急登が続きますが10分で「七合目」の標識です。七合目から10分ほどの展望の岩からは眼下に玖島方面、傘山の先には海も見えています。
 もう一頑張りすると七合目から17分で展望の無い三角点ですが一通過点の感じです。三角点は西大峯山への三差路分岐で「←西大峯(三角点)大峯山頂→」のプレートがあります。
 直進すると2分で「←湯来林道・山頂↑」のプレートがある分岐ですぐ先が六畳岩、八畳岩です。テラス状の八畳岩からは南側の展望が得られ大野権現山・野貝原山・極楽寺山、広島市街と瀬戸内海の島々が一望できます。

○大峯山頂11:25〜回り縁11:47
 大峯山は三角点(1039.8m)と異なり山頂大岩が最高点(1050m)となり、山頂へは八畳岩から二個所のアルミハシゴを使って登ります。
 山頂は以前の案内板に加えて新しく「大峰山1050m」の表示板が置かれていました。
 頂上は360度の展望が開け北方向に十方山、吉和冠山など芸北の山々、南方向には三倉岳、大野権現山、経小屋山、三倉岳、河平連山そして似島や宮島などの瀬戸内海の島々も望めます。東側は一部樹木で遮られますが東郷山、野貝原山などそして西方向には西大峯山の右奥に羅漢山などが展開します。
 山頂北側の直下には祠や休憩所があり祠前からはさらに「回り縁」の岩場にも行けます。
 祠には山頂から不安定な縄ばしごを下れば直接行かれますが、「←湯来林道・山頂↑」プレートの分岐から山頂を右に巻くか、八畳岩から山頂を左に巻いても行けます。
 今回は「←湯来林道・山頂↑」分岐から岩場を抜けて3分で祠、休憩所に出ました。祠から南に進むと展望が開け山頂を巻くと一周して元の八畳岩に戻れます。
 回り縁の岩場に行って見ます。休憩所から北側の「←湯来林道・まわり縁↑」プレートからササを分けて尾根伝いに6分ほど下ります。足下注意の「風穴」を過ぎた行き止まりが奇岩、回り縁の断崖絶壁で南側が大きく開けています。

○大峯山12:42〜登山口14:17                      、
 下山は往路をたどり分校跡地の登山口に向かいます。
 下山前に峯太郎ブナに寄り道しました。三角点三差路まで戻り西大峯山方向に下りますが、峯太郎ブナへの案内表示はすでに判読不明となっていました。
 株立ちのリョウブが続き緩やかに下る道は季節には一帯のシロモジが美しく黄葉し登山者を和ませてくれます。
 5分ほど下った軽い鞍部の左手に広島県南限のブナとも云われる巨樹が佇立していました。幾霜雪を経た巨樹は畏怖の念を抱かせます。
 峯太郎ブナから先はササの中に西大峯山への道が登っていますが今回はここで引き返します。
 引き返した三角点分岐から展望の岩や7合目を過ぎると尾根から植林帯の急な下りに入り5合目を過ぎたベンチで一息きます。ようやく道が緩むと二合目そして間もなく貯水槽に帰着しました。
 貯水槽から別荘地の中の急な舗装路を10分ほど下ると登山口です。

                                       広島里山紀行記


 


  

   

   
  9:05 玖島分れバス停で下車    9:23 登山口の小学校跡駐車場に到着です

   

   
  駐車場には大きな案内図も    9:33 駐車場から登山口に向かいます

   

   
  別荘地の舗装路を上って    9:47 登山口の貯水槽からスタートです

   

   
  9:55 二合目を通過    植林帯の中の階段道を 

   

   
  つかの間、広葉樹の緑も    10:16 ベンチがあります





   

      
  10:20 五合目(745m)を通過です       階段を避けて迂回する道も 

   

   
  10:40 前方が明るくなり尾根に。 手製ベンチが    10:48 七合目 

   

   
  シロモジなどの広葉樹が主体になりました      10:58 展望の岩からは大竹方面が

    

   
  11:05 登山路上に置かれた三角点    11:06 笹が峠、回り縁への分岐を直進し 

   

      
  11:07 六畳岩、八畳岩に到着しました       八畳岩からはハシゴを使って山頂へ 

        

   
     先行したメンバーの姿が    11:13 山頂に到着 
   
    
  山頂を下ります    八畳岩を俯瞰


 
 
  北に十方山、吉和冠山など芸北の山々、南には三倉岳、大野権現山、経小屋山そして宮島などの瀬戸内海の島々を


          
 
 
  
    
 山頂裏側の祠に回りました                祠前。 山頂を一周できますが「まわり縁」へ向かいました

      
  祠南側には野貝原山、大野権現山、経小屋山、河平連山、三倉岳そして似島や宮島などの瀬戸内海の島々が

   
 
  笹が峠への分岐から「まわり縁」に向かいます  


    
   奇岩、回り縁の断崖絶壁。 南側が大きく開けています 


  

   

   
  12:42 六畳岩を出発し    下山します 

   

   
  三角点から西大峯山方面へ寄り道です   ササの茂る道を進み 





   

      
  リョウブの多い緩やかな道を下ると鞍部です      12:55 鞍部には峯太郎ブナの巨樹が 

                                   
  

   

   
  ブナ鑑賞後は引き返しました   13:05 三角点分岐から登山口へ 

   

   
  自然林を抜けて   植林帯の急な下りを 

   

   
  13:41 ベンチまで戻りました。小休止です    14:04 貯水槽前に到着です 

   

   
  14:17 駐車場を出発   玖島分かれバス停から乗車します 
   
   

 
      
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