山 名 | 行者山 |
標 高 | 313.1m |
場 所 | 大竹市玖波町 |
登 頂 | 2021.12.15 |
アクセス | ○JR五日市駅→JR玖波駅→ |
コース | ○西山社登山口10:21→12:56展望台12:59→行者山11:57 ○行者山12:44→石鎚神社登山口13:53 |
メンバー | 美11名 |
過去記録 | H30.9.6 H22.2.17 |
○峠登山口10:59〜展望台11:16
峠登山口は行者山への登り口
で「↓行者山」と「←玖波方面」、「憩の森→」の導標が立っています。今回は先ず展望台へ向いました。
広く穏やかになった遊歩道を憩の森方向に進むと5分で展望台への分岐に着きました。分岐には「←展望台420m先」と「↑憩の森」、「玖波方面→」の導標が立っています。
展望台へ向けては落ち葉の広い道が穏やかに登っています。3分ほど登ると正面に展望台のあるピークが姿を見せました。ピークに向かいますが急登に加えてマサ土の大変滑りやすい道です。登り始めて10分ほどで展望が得られて大鉢山から傘山などの山並みが屏風のように広がっています。分岐から15分ほどで道が緩むと松に岩を配した庭園風の趣がある山頂部が現れました。
○展望台11:20〜行者山11:57
展望台は右手(北)に錦龍ノ滝方面からの遊歩道が登っています。標高260.5mの展望台は屋根付きの休憩スペースと錦龍公園の案内図があり南側先端部にはベンチが置かれています。先端部は前面が開けて眼下に臨海工場地帯が望め宮島、阿多田島が浮かぶ瀬戸内海が広がります。
展望を楽しんだ後は改めて行者山に向かいます。玖波槍と行者山を正面にしての下りは急でマサ土の道は滑りやすく大変です。12分ほどで再び憩の森方面との分岐に降りました。
分岐から右に往路をたどると3分で峠登山口
に到着しました。左折して行者山へ向かいます。最初こそ穏やかな道もすぐ急登に変わりました。マサ土の道を登ると展望が得られ臨海工場地帯が望め北側には玖波槍の岩峰が目の前です。展望地から行者山と玖波槍のほぼ中間点になる尾根の分岐に出ました。峠登山口から18分ほどでした。
尾根分岐からは目前に玖波槍
が迫り山頂の巨岩が見えています。分岐には右方向に「行者山→」があり、別の案内図には登ってきた道が「←錦竜公園・メイプル病院」、左方向が「↑傘山・玖波槍」とあります。
右折して行者山に向かいます。分岐から4分、マサ土の滑る道を登ると北側が開けた斜面の展望地に着きました。西に大鉢山、忠四郎山、北に傘山、権現山、東に経小屋山など沿岸部の山並みが展開し大野瀬戸の右には宮島もみえています。
○玖波行者山12:44〜大歳神社登山口13:53
展望地のすぐ先が四等三角点の置かれた山頂です。「行者山山頂 313.5m」のプレートが立っていますが木立に囲まれて展望はありません。その裏側に「頂上社 石鎚神社」の石柱が立つ石鎚神社奥の宮
の祠があり、この山が霊山であることを物語っています。
山頂は平坦で木立に遮られて展望は狭くなっていますが、南方向の穏やかな瀬戸内海には阿多田島など大小の島々が浮び大竹岩国の臨海工場地帯も見えています。
下山は大歳神社の登山口に向かいます。海を目の前にしてコシダの茂るマサ土の滑りやすい道を下ります。8分ほどで「←石鎚神社参道」の表示があり、左にとれば石鎚神社を経て大歳神社の登山口ですがそのまま下りました。相変わらずのマサ土の道を下ると左に「三の鎖」が垂れている行場の岩壁が見えてきました。
前方に展望の大岩が見えるのでひと下りして寄り道です。展望の大岩
からは山頂以上の眺望で国道2号線、山陽自動車道、山陽本線、新幹線が近接並行する街並みや大竹の臨海工場地帯や宮島、阿多田島が浮かぶ穏やかな瀬戸の海など動と静の景観が楽しめました。
展望の大岩から登山道に戻るとすぐに祠があり、祠からさらに7分ほどで行者堂です。行者堂
の前は開け先ほどの展望の大岩より狭いものの同様の眺望が開けています。この先はかなり荒れていますが参道らしく自然石の広い階段となります。行者堂から6分で休憩所?と水場がありました。水場から5分で石灯籠があり、さらに10分で「←行者山」の案内がある分岐です。
右は往路利用の西山社登山口、左は大歳神社登山口につながります。ただし案内類はありませんでした。左に下ると4分で石鎚神社
の前に出ました。来た方向に「行者堂・行者山→」のプレートがあり、左上方に石鎚神社が見えています。
石鎚神社前からは薄暗い林と畑地を過ぎブロック塀や石組みに挟まれた民家の間の細いコンクリート道を下ります。5分で「←行者山」表示のある大歳神社登山口です。左が大歳神社、右が玖波五丁目老人自治会集会所
です。
登山口から恵川沿いに10分ほど歩きJR玖波駅西口に帰着しました。
広島里山紀行記