山 名 | 丸山 観音山 石山 |
標 高 | 457.6m 426m 420m台 |
場 所 | 広島市安佐南区 |
登 頂 | H30.5.9 |
アクセス | ○横川駅前バス停→春日野下バス停 ○鳴谷バス停→広島駅バス停 |
コース | ○春日野下バス停8:58→やん谷道登山口9:21 ○やん谷道登山口→上観音10:15 ○上観音10:24→丸山10:59 ○丸山11:09→岩山11:43 ○岩山12:34→鳴谷バス停13:21 |
メンバー | 美13名 |
過去記録 | H28.2.10 H26.2.28 H25.2.28 |
○やん谷道登山口9:31
〜上観音10:15
車止めのあるコンクリート道を登るとすぐ地道に変わり、「丸山湯つぼ入口」の標柱が立っています。上観音への参道を10分余り進むと左下に開けた自然公園が見えてきましたが手入れも大変なようです。湯つぼ入口から17分ほどで左に「茶店跡」、右に石積の「牛馬湯つぼ跡」がありました。茶店跡先の右に下る「近道」の表示を見送とすぐ小沢を渡ります。渡ると湿潤して大変滑りやすいナメラ状の岩盤で細いロープを頼りに登るとこの先は足元の悪い急な登りとなります。道が一旦緩やかになると茶店跡から15分ほどで「湯つぼ跡」に着きました。湯つぼは二槽に分かれた石組み形状がよく保存されています。湯つぼ跡からすぐ「炭焼き跡」です。炭焼き跡から右に折り返し斜度を増した明るい尾根道に出ると上空が開け、左上方に岩観音先の小ピークの岩群、右手には宗箇山が見えてきました。湯つぼ跡から10分ほどで道が緩むと右手から七曲りコースが合流してきます。合流点のすぐ先で上観音の境内に入りました。左手に鐘楼が現れ岩観音への道が登っています。(登山口から45分ほどでした)
○上観音10:15〜丸山10:59
上観音は1700年頃の創設とか。本堂前広場からは春日野団地や祇園の町並が広がりますが、すぐ先の鉄塔からは祇園、古市、牛田、戸坂の町並と火山、武田山、阿武山、二ケ城山、呉娑々宇山、鉾取山、牛田山などがパノラマのように一望できます。展望を楽しんだ後は岩観音に向います。本堂から引き返し手水鉢の所を右折し登ると鉄塔跡で宗箇山や広島湾方面が望めます。
この先の分岐で先ず左の水平道に入ると上観音から4分で岩観音
に着きました。見上げるような大岩の前に社が置かれ、岩屋には小さな祠と石仏が安置されています。大岩の上には三角形状の岩が乗っていますが、これが受験生に人気の落ちそうで「落ちない石」とか。
分岐に戻り丸山に向かいます。岩観音から4分で南広島アルプス縦走路へ直結する巻き道が右に分岐します。巻き道分岐の先からは本コース一番の岩道登りが始まります。登り切ると展望の岩があり正面に牛田山が望めました。ここからすぐで大小の岩が散在する休憩ポイントの小ピーク
に着きました。(上観音から20分足らずでした)
小ピークの一段下がった岩からは南方向に宗箇山や広島市街地、瀬戸内海が広がり、北方向には火山を始め観音山、石山などが望めます。ピークから一旦登り返して下ると3分で南広島アルプス縦走路
に出ました。先ず左折して丸山に向かいます。一段と歩き安くなった道の両側にはミツバツツジが続きます。縦走路に出て8分で丸山で到着しました。
○丸山11:09〜岩山11:43
二等三角点が置かれた山頂を占拠していた反射板は完全に撤去されて跡地が開放されていました。ただ広島湾方向にわずかに得られた展望も今回は成長された樹木に遮られていました。
丸山からは折り返して縦走路を北上し石山に向かいます。先ほどの上観音からの出口を右に見送ると急な下りになりました。丸山から13分ほどで「上観音」、「湯つぼ跡」の表示があり岩観音近くに出る巻き道が右に分岐します。この分岐から1分で大塚峠
で「春日野下バス停1147m」の道標があり、右に大塚谷コースが分岐しています。マツや広葉樹の混在する心地よい道を穏やかに進むと大塚峠から4分で左に広島市立大学への道が分岐します。ここにはとくに表示類はありませんが火の用心の札があり明確な道が下っています 新緑の縦走路を丸山から約25分で観音山に到着しました。観音山には送電鉄塔がありますがピークらしさがなく、わずかに得られていた展望も今回はありませんでした。縦走路に大きな岩が現れてくるようになり観音山から7分で左に明確な道が分岐しています。火の用心の札に「アストラム伴中央へ」と書かれていました。この分岐から1分で石山に到着です。
○岩山12:34〜権現登山口13:04
石山は地形図には山名も三角点もありませんが大きな露岩が点在する展望地で丸山、観音山に比べると格段の眺望が得られます。今回は霞が強かったのですが条件が良ければ北側目前に縦走路上の火山、武田山、西に向山、岳山、荒谷山、東側に二ケ城山、松笠山、牛田山など近郊の山並みそして呉娑々宇山、鉾取山系などと素晴らしい景観が展開します。
石山からの急な道を下りると穏やかになりますが視界の無い道が続きます。急坂を下りると権現峠(ごんげんだお)で石山から10分ほどでした。四差路の権現峠
は直進が火山、武田山への縦走路、左はアストラムライン伴中央駅方面、右は春日野団地への道が下っています。「権現峠の自然をまもる会」の幟と案内標柱が立ち標柱には石山へ0.3km、火山へ1.0km、春日野団地へ0.56km、アストラムラインへ1.3kmなどと書かれていました。
下るとすぐ右手上方に権現神社があり「権現峠の自然をまもる会」の周辺案内板が建てられています。神社前からは整備れされた広い道を下ります。左に深い谷を見ながらよく手入れされた道を下り植林帯に入ります。谷を越えて上空が明るくなると屏風岩
の前に出ました。権現峠新名所の説明板があり屏風岩の由来などが記されています。
屏風岩から1分で権現登山口
に出ました。石山からは30分ほどでした。赤く塗られた鳥居が立ち「ようこそ伴中央歴史古道へ 広島南アルプス権現入口」と書かれていました。また標柱にはアストラムライン伴中央駅には約35分、権現峠や権現神社には約20分とあります。
鳥居の前まで広いコンクリート舗装路が来ています。正面に西風新都や岳山などを見ながら下ると13分ほどで自動車道の横断橋を渡りますがさらに3分で車道(三菱沼田団地につながる農免道路)に出ました。薬師院の入口案内ありますが登山口の案内はありませんでした。
ここにある広電バス鳴谷バス停
から乗車しましたが、メンバーの一部はさらに下りアストラムラインを利用しました。
広島里山紀行記
8:58 春日野下バス停から | 霊園前から武田山林道へ入ります |
9:03 林道に入るとすぐ大塚谷登山口です | 林道は中国自然歩道でもあります |
七曲りコースの登山口を見送ります | 9:21-9:31 やん谷道登山口をスタートです |
9:32 丸山湯つぼ入口の案内です | 少し荒れ気味の自然公園 |
9:49 茶店跡です | 茶店跡の向かいに牛馬湯つぼ跡も |
9:51 沢を渡り滑りやすいナメラ状岩場を | 沢沿いの道は足場も悪く |
沢の上部で大きく右折すると | 急登になりました |
10:05 石組み形状がよく保存された湯つぼ跡 | 炭焼き窯跡も |
炭焼き窯跡を過ぎると明るい尾根に | 宗箇山が見えてきました |
右手から七曲りコース(青)が合流してきました | 10:15 上観音に到着です |
上観音の鉄塔からは祇園、古市の町並と火山、武田山、阿武山、呉娑々宇山、鉾取山、牛田山などが一望できます | |
10:24 上観音鐘楼前から丸山に向かいます | 10:28 岩観音に到着です |
社奥の岩屋には小さな祠と石仏も | 縦走路へ直結する巻き道(青)が右に分岐します |
軽い岩道登りも | 10:45-10:48 小ピークに到着です |
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小ピークの一段下がった岩からは南方向に宗箇山や広島市街地、瀬戸内海が広がります | |
ピークから丸山に向けて | 10:51 縦走路に合流しました |
10:59-11:09 丸山に到着しました | |
11:15 岩観音からの出口を見送ります | すぐ急な下りとなりました |
11:22 湯つぼ跡・上観音への道(青)が分岐 | 11:23 大塚峠です |
大塚峠は大塚谷コースが分岐しています | 心地よい道に |
穏やかな道が続きます | 11:28 広島市立大への下山路(青)が分岐 |
11:35 鉄塔が立つ観音山に到着 | 石山が近づくと岩が現れてきます |
11:42 AL伴中央駅方面への分岐を過ぎて | |
11:43 岩山に着きました | 前方に火山から武田山へと続く山並みが |
北に火山、武田山、西に向山、岳山、荒谷山、東側に二ケ城山、松笠山などの山並みなど素晴らしい景観が展開します | |
パノラマ(平成28.2)はこちらへ | |
12:34 岩山から下山です | 山頂を振り返ると |
穏やかですが視界の無い道が続きます | 12:47 権現峠、右に火山への縦走路(青)が |
12:49 権現神社前を | 深いに谷間に下ります |
よく整備された道を | 13:02 屏風岩 |
13:04 権現登山口に下山しました | 西風新都や岳山を前方にして |
自動車道の横断橋に | 13:21 鳴谷バス停前に到着 |