山    名   火山 
標  高 488.3m 
場  所 広島市安佐南区 
登  頂 2023.11.8 
アクセス ○9:18広交横川駅前バス停→9:42広交春日野バス停
○広交春日野北バス停→バスセンター 
コース ○9:47春日野バス停→11:15「火山武田山登山口」→10:44黒谷山
○10:44黒谷山→11:31山頂
○11:41山頂→11:52-12:48展望岩→13:31登山口→13:39春日野北バス停 
メンバー 美・山の会12名 
過去記録 2021.10.14  2020.1.22  H30.12.19 

 

 火山(488.3m)は広島市安佐南区に位置し武田山(安佐南区)から鈴ヶ峰(西区と佐伯区)に至る長大な広島南アルプス縦走路中の最高峰で四等三角点が置かれています。また途中の黒谷山(353m)は特徴に乏しい縦走路上の小ピークです。
 火山山頂は大岩が点在し、山名の由来となったされる神武天皇熢火伝説(神武天皇東征のとき山頂でのろしをあげたと云う伝説)の石柱が立っています。 
 生長した樹木に遮られ期待ほどの展望は得られませんが、東側は二ケ城山、松笠山、呉娑々宇山などが望めました。展望はむしろ山頂直下の展望の大岩やさらに下がった八畳岩が優れます。何れからも眼下の春日野団地の先に二ケ城山、松笠山、牛田山、広島市街地方面から宗箇山そして丸山、大茶臼山と続く山並みを望むことができます。
 登山ルートは広島南アルプス縦走路起点の他に南北の団地群からの複数のコースがあり公共交通機関の利用も便利です。
 今回は春日野団地から水越峠に出て縦走路を西進して山頂に至り、旧三田峠から春日野団地に下山しました。

○登山口11:15〜火山11:31
 春日野団地のバス終点、春日野バス停で下車し、バス転回場前から東進して調整池を巻いたすぐ先の階段を降りました。西日本豪雨災害の跡が残る東山本川を渡って舗装林道(鹿ケ谷自然歩道)を北上します。
 2分ほどで鹿ケ谷里山公園の木柱がありますが、その先で新たに砂防ダム工事が行われていました。さらに5分の「歓迎里山環境保全みどり会」の門を潜り、「鹿ケ谷ふれあい広場」の案内板を過ぎると「里山環境保全みどり会」の「寛永3年発生の土石流で埋没の木」が展示されていました。この地区が遠い昔から土石流に悩まされていたことが伺えます。
 林道に出て10分で「火山武田山登山口」の木柱が立つ登山口に着きました。登山口から谷を詰めて行くと12分程で広島南アルプス縦走路の水越峠に出ました。
 水越峠には左折が「←火山山頂1358m」、右折は「武田山山頂652m→」、前方は「東亜ハイツ登山口→」そして来た方向が「←東山本登山口630m」の導標が立っています。
 水越峠から急坂になった火山に向けての縦走路も尾根に出ると穏やかな道に変わりました。水越峠から17分、樹間から春日野団地や宗箇山が望めると黒谷山(353m)に到着です。
 黒谷山は大岩と「353黒谷山」のプレートがありますが、それと気づかない小ピークで展望も無く一通過点です。黒谷山から一旦降りますがやがて岩場の急な登りとなりました。
 黒谷山から18分ほどで「↑春日野・火山→」と「ひょうたん岩、ろうそく岩→」のプレートが掛かる分岐です。前回はこの分岐で左折してひょうたんに寄り道しましたが、今回は直進して火山に向かいます。しばらくは穏やかな道ですが、ほどなく大岩を越えての岩場の急登に変わりました。   
 ひょうたん岩の分岐から18分ほどで平坦地に出ると平和台コースが合流しました。平和台コース方向に「←平和台団地・〃霊園・安西高校方面」そして縦走路は「←火山・武田山→」のプレートがあります。
 合流点から登路は「急登有り」のプレートのように再び急になり、10分ほどで山頂に到着しました。

○火山11:41〜登山口13:31
 飛び出た所に四等三角点の標石が置かれ、「安西高・沼田高・大原台方面」と「武田山→」のプレートがあり、右手に安西高校・沼田高校方面からの東峰ルートが合流しています。
 火山(488.3m)の山頂は大岩が点在し「火山」のプレートが立っています。東側には「神武天皇熢火伝説地」、「皇紀二千六百年記念」と刻まれた石柱が立っています。烽火伝説は神武天皇東征の時、当地到着を狼煙により知らせたと云う伝説とかで、これが山名の由来となったのでしょうか。
 生長した樹木に遮られ期待ほどの展望は得られませんが、東側には太田川の先に白木山や鉾取山系、二ケ城山、松笠山、呉婆々宇山など、西側は窓が山、東郷山などが望めます。
 展望の少ない山頂を後にして縦走路を降ります。格段に歩きやすくなった道を10分足らずで展望の大岩に着きました。テラス状大岩からは春日野団地が眼下で、前面には二ケ城山、松笠山、牛田山、広島市街地から宗箇山そして丸山、大茶臼山と続く山並みと素晴らしい展望が広がります。
 展望岩から岩道を3分ほど降ると「瓢箪岩コース武田山まで縦走可」と「ひょうたん岩・ろうそく岩→」のひょうたん岩への分岐案内がありました。さらに4分で「狼煙岩」と「八畳岩」の案内です。八畳岩からは展望のテラス状大岩より一段低い位置からの大展望を楽しむことができました。
 八畳岩から急降下する岩道を降ると「←丸山・↑大原・火山→」と「三菱・大原台、下山道 途中、そうめん滝有り→」の三菱団地方面への分岐があります。今回は直進して縦走路を丸山方面へ向かいます。
 この分岐から8分、一登りして降ると「旧三田峠(さんだだお)」と「伴峠(トモダオ)・アストラムラインへの下山口」、「三菱・大原台団地下山道→」の表示のある峠の分岐に到着しました。左手は「←春日野団地方面」となって以前は進入禁止だった春日野団地への道が降っています。当初はさらに直進し権現峠から下山する予定でしたが、この下山路を利用することにしました。
 旧三田峠からは予想外に広く良い道が降っています。雑木の混在する植林帯を20分ほど降ると5号堰堤の内側に出ました。下りと上りのハシゴにより堰堤を越えるとすぐ団地に出ました。この登山口にはとくに案内類は見当たりませんでした。住居表示は山本新町5丁目となています。
 途中、権現峠からの下山路を見て、団地内を歩くこと5分余りで春日野北バス停に到着しました。
                                     広島里山紀行記


 


  

   

   
  9:47 春日野バス停で下車しました     10:05 東山本川を渡って林道を北上します 

   

   
  砂防ダム工事現場の脇を進みます    10:11 里山環境保全みどり会の門を潜り 

   

   
  11:15 登山口を出発です    登山口から谷を詰めて 





   

      
  10:27 水越峠の縦走路に出ました       火山目指して急な縦走路を 

   

   
  尾根に出ると穏やかな道に変わりました    10:44 黒谷山。展望も無く一通過点です 

  

   
  黒谷山から一旦降ると    岩場の急な登りとなりました

   

   
  11:03 左にひょうたん岩への道が分岐します    再び大岩を越えての岩場の急登に 

   

   
  11:21 左に平和台コースが分岐します    山頂へ向けて最後の急登を 

   

   
  11:31 火山山頂に到着しました  


  

   

   
  11:31 四等三角点の山頂。安西高校コース合流    大岩が点在する山頂の展望は東側に僅かに 

   

   
  神武天皇熢火伝説地の石柱も   11:41 山頂から展望の岩へ向かいます 

    

   
  下山途中、西風新都方面の展望が得られました   11:52 テラス状の露岩、展望の岩に到着

       
      春日野団地の先には二ケ城山〜牛田山、広島市街地、そして宗箇山、大茶臼山と続く山並みが 

                
 

   

   
  12:48 展望の岩を後にします   12:51 ひょうたん岩への分岐お見送って 





   

      
  12:55-12:56 八畳岩に出ました       急降下する岩道を降ります 

     
    テラス状展望の岩より一段低い位置からの景観を楽しむことができました 

   

    
  13:00 三菱団地方面への分岐を通過です    13:08 旧三田峠(伴峠)から春日野団地へ 

   

   
  予想外に広く良い道が降っています   13:27 5号堰堤の中に出ました。 ハシゴが 

   

   
  13:31 山本新町5丁目に下山しました   13:39-13:47春日野北バス停で乗車です 
   
   
   
   

 
 
 
 
       
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