山    名   岩国山 平家山 
標  高 277.6m 106m 
場  所 岩国市 
登  頂 2022.3.30 
アクセス ○JR五日市駅→JR岩国駅→裁判所前バス停 
○フレスタモールカジル岩国バス停→JR岩国駅→JR五日市駅 
コース ○岩国山登山口11:19→岩国山11:50→11:56鉄塔展望地
○鉄塔展望地12:40→桜ケ峠13:15→平家山13:47
○平家山14:04→平家山登山口14:30 
メンバー 美12名 
過去記録 2021.12.1  2017.2.8  2014.3.27  H24.4.9 

 

 岩国山、平家山は源氏山(水晶山)と共に岩国市の錦見から室の木地区の北側に連なる里山ですが平家山と源氏山は地形図に山名の記載がありません。
 岩国山(277.6m)には三等三角点が置かれています。山頂からの展望は良くありませんが、少し下った鉄塔展望地からは岩国市街地や瀬戸内の海に浮かぶ島々の眺望を楽しめます。
 平家山(106m)は超低山ですが露岩が重なる山頂部からは眼下に市街地を見おろし、その先には穏やかな瀬戸内海が広がる展望が得られ、標高と山のすばらしさは比例しないの典型と云えます。
 今回は岩国工業高校前から岩屋観音水行修業道場跡を経て岩国山に登り、そして桜ケ峠に下って百足岩から平家山へと縦走するコースでした。

○裁判所前バス停10:47〜登山口(水行修業道場)11:19
 JR岩国駅から「いわくにバス」に乗車して裁判所前バス停で下車しました。
 すぐ先の錦見5丁目信号機で渡り裁判所、岩国中学校と見送り5分ほどで岩国工業高校前に着きました。高校向かいには3体の地蔵尊が置かれています。
 高校正門前は岩谷観音を経て山頂に向かうコース(左折)と谷を詰めて山頂に向かうコース(直進)の分岐点になります。直進すると3分ほどで岩谷観音東参堂があり、さらに5分ほどで最終民家前に空き地がありました。
 ここで服装調整の後に岩国山に向かいます。谷川沿いにコンクリート舗装された狭い道を進みます。手入れされた竹林を抜け、タラの芽栽培地を過ぎると山道なりました。最終民家から10分ほどで岩谷観音の水行修業道場の看板があり、その先に「岩国山→」の案内が置かれていました。

○登山口11:19〜岩国山11:50
 ここを登山口とします。一登りすると支尾根に出ました。右手にも良い道が延びていますが左に登ります。すぐ中電の14と鉄塔15鉄塔への巡視路分岐で15方向へ直進します。右の14方向の水平道には「←岩国山・岩国山室の木ルート、鉄塔下→」のプレートがありました。急登になった視界の無い雑木林を登ると巡視路分岐から4分ほどで鉄塔跡の石垣が現れました。
 鉄塔跡からも落ち葉や粘土質の滑り易い超急登が続きますが、20分ほどで上空が開けて突然という形で主尾根の四差路分岐に出ました。       
  四差路分岐は左手が山頂です。前方(北)からは平家山方面からの道が合流し「←和木町方面(大谷・桜ケ峠・関が浜)」の案内があります。登って来た方(南)には「←岩工・錦見」や「↑林道(室の木)・岩国工業高→」のプレートがあります。右手は鉄塔展望地方向で「↑絶景ポイント 展望台あり」の案内があります。
 先ず左折して岩国山に向かいました。2分足らずで桜ケ峠からのショートカットルートが合流するとすぐ岩国山の山頂です。

○岩国山11:53〜11:56展望鉄塔12:40〜桜ケ峠13:14   
 岩国山の山頂は樹木が茂る小スペースで、展望はわずかに西側に樹間から岩国城を見ることができました。三等三角点の標石は半ば埋もれた状態です。
 山頂から鉄塔展望地に向かいます。四差路分岐に引き返して直進するとすぐ展望地です。
鉄塔展望地からは北側に経小屋山、宮島方面や大竹市、和木町、南に岩国市街その先に島々が点在する瀬戸内海が広がります。なお鉄塔の東側には「一の滝寺」のプレートがあり大谷林道への道が下っています。
 展望を楽しんだ後は四差路分岐に戻り「←和木町方面」に下ります。落ち葉を踏んでの快適な道を2分ほど下ると分岐で、「←岩国山・桜ケ峠→」と「←岩国山」の案内があり右手に進みます。直進は北方向の関ヶ浜コースで「和木町方面(大谷・関ヶ浜)→」の案内があります。
 なだらかな道を2分ほどで鉄塔を潜りますが展望はありません。快適な尾根道を下ると9分で「桜ケ峠・鉄塔の足の間を抜ける」の案内があり右に道が進みます。次いで1分で2番目の鉄塔でわずかに錦川河口方面の展望が得られました。この先は道は展望も無く斜度を増して急降りになります。
 12分ほどで3番目の鉄塔に着きました。この鉄塔は前回は樹木が繁茂していましたが、辺りが切り開かれ岩国市街地を望める明るい展望地となっていました。
 3番目の鉄塔から2分で分岐で、「←岩国山、室の木ルート・大谷林道・岩国山(約30分)→」のプレートがありました。前述のプレートと関連するようです。左折し桜ケ峠に向かいます。
 分岐から2分ほど下ると桜ケ峠で「←岩国山・桜ヶ峠コース」のプレートが架かっていました。

○桜ケ峠13:15〜平家山13:47
 舗装路林道大谷線を渡るとお堂があり二体の石仏地蔵尊が置かれていました。傍らには地名は約700年前平家の落人が詠んだ故事に由来すると書かれた「桜ケ峠の由来」の説明板が立っています。
 桜ケ峠からは百足岩を経て平家山へ向かうため大谷峠への尾根ルートを利用します。地蔵尊の右手が登山口で「←百足岩、平家山登山口」や「桜ケ峠、源氏山、平家山→」のプレートが掛かっています。
 出だしから急登で補助ロープも張られた登路を4分ほどで尾根に出ました。穏やかな尾根道を7分で大谷峠と平家山の分岐に着きました。平家山への案内はありませんが「←百足岩」のプレートが掛かっています。
 右折すると分岐からは急な降りの道となりました。数分で道が緩みますが再び登り返すと重なる大岩が見えてきました。とくに案内はありませんがここが百足岩と思われます。 
 百足岩からは市街地方面を望むことができました。急下りそして急登りで百足岩から7分ほどで鉄塔に出ました。出た所には「←百足岩、桜ケ峠、分峠へ・(水晶山)源氏山 室の木・瀬田→」のプレートがあり、またその先にも「←水晶山登山口・↑平家山・↓百足岩・室の木→」の案内がありました。
 左手に源氏山への降り道を見送って起伏の少ない尾根伝いに2基の鉄塔を越えると平家山が見えてきました。滑りやすいマサ土の道を一登りすると平家山に到着しました。

○平家山14:04〜室の木登山口14:30
 平家山は露岩が重なる狭い山頂部です。標高は100mそこそこですが眺望は素晴らしく、岩国市街が間近に見られるこの上ない展望地で大応山、岩国城山、岩国山など岩国市の山並みから市街地の先には瀬戸内海の多島海美が展開します。
 展望を楽しんだ後は下山です。下山路は露岩の前から南東に延びる尾根を急降下します。
2分ほどで山頂からも目につく岩魂のある平坦部に下りました。岩魂から2分ほど滑りやすい急な道を下ると展望の大岩に出ました。前方が開けてより近くなった市街地が広がっています。
 展望の大岩からコシダの茂る道を5分足らず下ると分岐点に出ました。分岐には「←室の木2、3 天理教・↑平家山・本谷公園(大谷への道)→」の案内があり今回は室の木の方向に左折しました。やがて民家が見えてきて手入れされた竹林を抜けると分岐から6分ほどで室の木2丁目地区の北端に出ました。
 この登山口には「平家山入口」の案内があります。ここからは麻里布中学校の前を通って国道2号線に向かいました。登山口からはJR岩国駅まで2kmほどですが「フレスタモールカジル岩国バス停」で丁度バスが来ました。    
                                               広島里山紀行記



 

    


  

   

   
  10:47 裁判所前バス停で下車しました    10:52 岩国工業高校前。左は岩谷観音ルートへ 

      





   
     谷川沿いに舗装された狭い道を    タラの芽栽培地の先から山道へ 

   

   
  11:19 岩国山への実質の登山口となります    11:20−11:25 尾根に出て良い道を山頂へ

   

   
  11:26 分岐は登り方向へ   視界の無い中、急登が続きます 





   

      
  11:30 鉄塔跡の石垣が現れました         粘土質の滑り易い超急登も 

   

   
   11:43−11:49 十字路分岐に出ました   左折して岩国山に向かいます  


  

   

   
  11:50 岩国山に到着しました   11:53 岩国山から下山です

   

   
  十字路分岐から展望地へ。右は岩国工業高校へ      11:56 鉄塔展望地に到着です 

       
 北側に経小屋山、宮島方面や大竹市、和木町、南に岩国市街その先に瀬戸内海が広がります 

   

   
  12:40 十字路から桜ケ峠へ向けて下山します    落ち葉を踏んでの快適な道を桜ケ峠へ 





   

      
  2:46 最初の鉄塔を通過します      軽い起伏の快適な尾根道を 

         
                13:09 3番目の鉄塔からは岩国市街地を望めます  

   

   
  13:14 桜ケ峠に下りました。向かいが登山口   13:15 平家山へ向けて登山口を 





   

      
  登山口からすぐ急登とになります       大谷峠へ向かう尾根ルートを

   

   
  13:26 分岐を百足岩の方向に下ります     分岐からは急な降りの道となりました 

    
  13:31−13:34 岩の重なる百足岩。 市街地方面を望むことができました 

      





   
     百足岩からも急な下りでした  13:41 鉄塔に出ました。源氏山への道が左に分岐 

   

   
  13:44 3番目の鉄塔からは平家山が目前に    13:46 砂礫地を越えると山頂です


  

   
 
  13:47 平家山に到着しました   

      
     露岩が重なる狭い山頂部ですが素晴らしい眺望が得られます 

            
 

    
   大応山、岩国城山など岩国市の山並みそして市街地の先には瀬戸内海の多島海美が展開します 

   

   
  14:04 平家山から下山です   露岩の前から急降下します 

   

   
  14:08 岩魂の小ピークに着きました    14:24 分岐で左折して室の木に向かいます

   

   
  14:30 室の木登山口に下山しました    14:48 フレスタモールカジル岩国バス停で乗車
   
   
   

 
            
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