山 名 | 日浦山(ひのうらやま) |
標 高 | 345.4m |
場 所 | 広島市安芸区・安芸郡海田町 |
登 頂 | 2020.2.12 |
アクセス | ○JR西広島駅8:19→JR広島駅8:31→JR海田市駅8:40 |
コース | ○JR海田市駅8:51→ひまわり観音9:02→9:46地獄岩9:50→山頂10:03 ○山頂10:18→10:47中間点10:48→Bルート登山口→大師寺11:05 |
メンバー | 美12名 |
過去記録 | H28.11.9 H27.3.11 H26.2.12 |
【概 要】
日浦山は広島市安芸区と安芸郡海田町の境界に位置し山頂部は中央がくびれた南北に細長い形で中世の山城、日浦山城跡(日裡山城跡)とされます(「ひろしま昔探検ネット」)。
標高の割に眺望の良いのが魅力で眼下に瀬野川流域から海田湾までそして西から北に呉娑々宇山、藤ヶ丸山、北から東には蓮華寺山、東から南には鉾取山連峰、絵下山など広島近郊の山々、南から西には安芸小富士・宮島など瀬戸内海の島々と素晴らしい景観が得られます。広島市街地からも近くJR海田市駅を起終点にすることができるためハイカーに親しまれています。
登山道はA〜Dの4コースに加えて影コース、半次郎丘コース、為角コースが一般的ですが最近開発された日浦山アルペンルートもあります。
今回はAコースから山頂に至りBコースで下山しました。Aコースは岩の多い道ですが海田湾の眺めがよく、とくに頂上から約10分程下った所にある地獄岩からの眺めは絶景です。Bコースは展望には恵まれませんが目立つ岩場も無く歩きやすい道で、大師寺奥の院からは石仏群の中の参道となります。
○JR海田市駅8:51〜地獄岩9:46
JR海田市駅から右折しJR線沿いに進み海田市役所に出ました。(JR海田市駅から直進し千葉家住宅角を右折し海田市役所の前に出る方が分かりやすいでしょう)。
左手に熊野神社の階段を見て進み神社境内の裏手に出ると「日浦山遊歩道」の案内板と「真福寺・聖観音菩薩立像」のプレートが立っています。
案内板向かいの細道に入り薬師禅寺、ひまわり観音像、真福寺を経て墓所に入ります。墓所入口に「日の浦山登山道」のプレートがあり、進んだ墓所の最深部に「日浦山頂上Aコース」の標柱がありました。
この登山口から山道となり山頂へ向けて尾根の道を登ります。5分ほどで「頂上へ1340M日浦山遊歩道」の道標があり、遊歩道は森づくり県民税で整備されたとありました。
すぐ木階段が現れましたが遊歩道だけにその後も木柵、階段と良く整備された道となります。「←頂上へ990Mこれより国有林」の標識を過ぎると穏やかな道となり4分で木製ベンチがありました。ベンチから4分の林野庁説明板を過ぎた辺りから木階段の道も次第に急になりました。
木ベンチから15分ほどで鳥の顔を模した二基の切り株ベンチがありました。この先は木階段も姿を消して岩の間を縫っての道が始まり、明るくなった道からは視界も得られます。
岩にマツを配した日本庭園を思わす岩場が次々と現れ心洗われる思いです。岩場からは眼下に海田湾、似島、宮島そして極楽寺山など広島西部の景観が広がります。
切り株ベンチから10分ほどで地獄岩が望める広い展望地に着きました。眼下に瀬野川流域の街並みが広がりその先には安芸アルプスが望めます。地獄岩アルペンルートがよく見え、岩塊を積み上げ今にも崩れ落ちんばかりの岩崩れの景観はなかなか壮観です。展望地からは直接地獄岩に向かう良く踏み固められた道が延びていますが今回は素直にAコースをたどります。
○地獄岩9:50〜日浦山10:03
展望地から岩道を3分ほど登ると地獄岩への分岐で「←頂上へ390m」、「地獄岩、岩の展望台20m→」そして来た方向は「熊野神社へ→」の表示があます。
分岐から尾根の道を2分ほど下ると「岩の展望台」です。地獄岩、おむすびの岩など奇岩が並びその先はかなりの高度感で切れ落ちています。前面には海田の町並みと海田湾そして江田島から広島市街地などが広がります。この岩の展望台には日浦山アルペンルートも登ってきています。
再び分岐まで戻り尾根道を山頂に向かうとアベマキの大樹も見られる樹林帯に入ります。地獄岩から5分足らずで「←山頂へ250m」の案内を過ぎると再び階段が現れました。250m表示から5分でAコースとBコースの分岐に出ると「←日浦山山頂・熊野神社→」の道標が立ち左にBコースが下っています。
この分岐から時間にして2分、折り重なる岩の間を抜けたところが山頂です。
○日浦山10:18〜中間点10:47
三等三角点の置かれた山頂は南北に細長く大岩が点在し中世の山城跡(日裡山城跡)とされています。
西側は一部木立に遮られるもののほぼ360度の展望です。東側眼下に瀬野川と国道2号線、新幹線、その奥に鉾取山、洞所山、原山、金ヶ燈籠山と連なる安芸アルプスの稜線そして絵下山など呉方面の山も見えています。南から西にかけては海田、広島市中心部と広島湾、江田島、似島、宮島などの瀬戸島々そして経小屋山、極楽寺山などを眺めることができます。
山頂から2分で「Aコース(ひまわり観音)Bコース(大師寺)」の分岐ですがBコースを下りました。
補助ロープもある急な道を降ると5分で「船越中学・岩滝山方面→」の案内があり右に道が分岐します。しばらくは林の中の穏やかな尾根道ですが「←日の浦山山頂へ575M」道標の辺りまでは木階段が現れ岩も見られて幾分険しさを増した道でした。「←頂上へ875M・大師寺へ900M→」の道標を過ぎると再び穏やかな道となりました。
山頂から30分で「中間点」の道標がありした。マツの木が多くなってきた穏やかな尾根道を降ります。
○中間点10:48〜大師寺11:05
右手に送電線の鉄塔をみて下り中間点から8分で「←頂上へ1285M・大師寺へ490M→」の道標です。ここで奥の院のある小ピークへ直進する道が登っていますが今回は先を急ぐので右手を巻く道を降りました。2分で左から奥の院の道が合流します。ここが実質的なBルート登山口となり、「←Bルート登山口」の道標があり第七十三番の石仏が安置されています。
石仏群が並ぶ参道を下り「日の浦山遊歩道・火の用心」と「日の浦山登山口Bルート」の道標を過ぎると墓地に入り大師寺が見えてきました。下ると第一番釈迦如来の石仏で傍に「日の浦山海田新四国八十八ケ所霊場」石柱が立っています。第七十三番分岐登山口から7分で大師寺に着きました。
大師寺から長く急な石段を下ると大師寺の入口でここに「日の浦山遊歩道
頂上へ一七七五M」の案内がありました。
広島里山紀行記
8:51 JR海田市駅を出発 | 熊野神社の前を通過しました |
神社裏手に日浦山遊歩道の案内板があります | 薬師禅寺境内の「ひまわり観音像」を拝して |
墓所に入ると登山道の案内が | 9:06 Aルート登山口から山道に入りました |
9:11 頂上へ1340Mの道標が出ました | ベンチがありました |
遊歩道とし木柵、階段など良く整備された道です | 9:29 ユーモラスなベンチが |
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岩場からは眼下に海田湾、似島、宮島そして極楽寺山など広島西部の景観が広がります | |
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9:36 地獄岩を望む展望地。 岩塊を積み上げた地獄岩アルペンルートと瀬野川流域の街並みが | |
再び岩の道を | 9:44 地獄岩への分岐に出ました |
9:46 奇岩の地獄岩に寄り道です | 9:51 再び分岐に戻りました |
地獄岩の前面には海田の町並みと海田湾そして江田島から広島市街地などが広がります | |
アベマキの大樹も見られる尾根道を | 山頂へ250mの案内を過ぎ最後の階段を |
10:01 A・Bコース分岐に着きました | 山頂直下の岩場を越えます |
10:03 三等三角点の置かれた山頂 | |
大岩が点在する広い山頂は中世の山城、日浦山城跡とされます | |
北に呉娑々宇山、藤ヶ丸山、東には蓮華寺山、南には鉾取山連峰、絵下山など広島近郊の山々 そして西には安芸小富士・宮島など瀬戸内海の島々と素晴らしい景観が広がります。 パノラマはこちらへ(平成28.11) |
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10:18 下山です | 10:20 分岐は右手のBルートを下りました |
10:23 岩滝山方面への分岐を右に分けます | 林の中の穏やかな尾根道が続きます |
数少ない岩の個所も | 再び穏やかな道となりました |
10:48 中間点に着きました | マツの木が多くなってきた道を |
10:56 奥の院へのピークは右の巻き道へ | 10:58 奥の院からの道と合流です |
石仏群が並ぶ参道を下ります | 11:01 ここにもBルート登山口の案内表示が |
墓所に入ると大師寺が見えてきました | 大師寺は海田街並みの展望地でした |
大師寺の入口、 頂上へ1775mの案内がありました | |